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お泊まり大会secondⅢ
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自分の唇を、彼の唇が何度も吸い付いてくる。
彼の唇に含まれ、舐ぶられる。
頭の中は真っ白で、鼓動は速い。全身には焼けそうなほど熱が生じ、血液の循環までも感じた。
彼がゆっくりと柔らかい唇を離した。
「ぜ、絶兄……?」
「ん?」
彼の優しい微笑みが、まるで夢でも見ているかのような錯覚を与える。
「今、何を……」
唇はまだ湿っている。彼の唇の感触もまだ残っていた。
だんだんと整理がついて、彼にキスされたことにやっと気づいた。
……心臓が鳴り止まない。
絶兄は俺が逃げないように覆い被さって、ベッドに手を付いて檻を立てている。
「……何もしてないよ。目を閉じて寝てな、朝は起こしてあげるから。」
薄ピンクの小さな唇がゆっくりと近付いてくる。間から桃色の何かが出てきて、彼の唇の上を這う。
艶々に輝く唇が少しずつ、少しずつ突き出されて、俺の唇に迫ってきた。
「ぜ、絶兄……? ////」
美しすぎる彼に見とれていると、再び唇が奪われた。優しいキスが何度も何度も繰り返される。
「ん……ん……っ/////」
「朋哉……俺だけの……////」
頬にそっと手を触れて、ゆっくりと撫でる。その瞬間、我に帰った。
「──っ!? //////」
手の甲で口を押さえて、彼の下から身体を引きずって起こした。
「ぜ、絶兄……今、俺に、キ、キス……/////」
「今と言うか……ずっとしてたけどね。」
にこっと笑って、また目を伏せて唇を近づける。
「ちょ──っ!? //////」
彼の肩を手で押し返すと、その手を握られ、中指に小さな唇がキスをする。
「な、何……してんの……!? /////」
ちゅ、ちゅ、としゃぶって、絶兄はこちらを潤んだ瞳で見つめた。
絶兄のそんな表情を見て、段々と変な気持ちになってくる。
糸を引いて唇が離されて、また、ゆっくりと絶兄の綺麗な顔が近付いてくる。
「泊まる、って言ったじゃん……? /////」
ちゅ……と唇に唇が触れる。
後頭部を掴まれ、激しい口付けをされる。舌が口内を蠢いている。
──どうしよう、嫌じゃない。
この人の全てが好きすぎて、突き放すことが出来ない。
キスのテクニックも身体を撫でる手付きも優れたモノで、味わったことのない快感だった。
俺を抱き締めて、そのまま体重で押し倒した。乗っかった身体を擦り付けるようにしながら唇を彼の意のままに操られる。
快感に酔いしれて身体に力が入らない。
「愛してるよ朋哉。ずっと会いたかった……。もう耐えられなくて、お前に会いに来たんだ。/////」
「絶兄……もっと……っ////」
口から勝手に言葉が出る。
「今夜抱かせてくれるならいいけど……? /////」
「早く……/////」
「分かった。朋哉は俺のモノだもんね。誰にも絶対に渡さな──ん……!? ////」
耐えられなくて、自ら彼にキスをして言葉を遮断した。
……彼の虜になると、あんなに気になっていた彼女や王子様のことまで、忘れてしまう。
「朋哉は俺だけのモノだよ。分かってるよね……?」
──まるで、洗脳されるように。
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