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お泊まり大会second~絶華ゼッカの計画Ⅰ~
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「おじさん、朋哉にもうあんなことしないでね。
殴る蹴るとかならまだしも、首を絞めるなんて……。
俺の朋哉を殺したりしたら、人生もっと悲惨なことになるよ。」
「……絶華……お前がいて良かったよ。」
ある程度酔いの覚めたおじさんは俺を見てそう呟いた。
「大事な息子まで失ってしまうんじゃないかと思うと、不安になるんだ。
どうせ失うなら今すぐそうしてやろうと酒の力を借りている……。」
「でも出来ないんだね。
おじさん、朋哉を殺さないでくれ。殺してしまえば後悔するよ。
不安になるなら距離を取ればいい。朋哉だってもう高校生だ。」
「いや、〝まだ〟高校生だぞ。」
「……今頃になって親に頼ることもないさ。
彼はずっと貴方の世話をしているだけだよ。おじさんがあいつを失いたくないのはいい召し使いだからだ。
サンドバックにしているところも母親と変わらない。」
おじさんは拳を握り怒りで震えていた。
耐えきれなくなったのか、急にこちらに振り返り、拳を振り上げる。
「──ガキん癖に分かったような口を聞──!!」
『……悪いけど、』
おじさんの額を軽くこづくと、拳が目前で急停止して、元の位置へと戻された。
「おじさん、俺より弱いんだからやめときなよ。」
「……悪い。」
怯むように、1歩、後ろへ下がる。
「今後朋哉に手を出したら許さない。触れることも見ることも許さないからね。」
1歩詰め寄ると、また1歩と逃げるように距離を取られた。
「おじさん、もし破ったりしたら、おじさんの人生、破滅するよ?」
それをなだめるように笑ってみると、何を勘違いしたのか彼は地面に崩れ落ちるように座って、恐怖一色の瞳でこちらを見つめた。
床に手を突き、頭を擦り付ける。
「すまなかった。」
「ホント、弱いねおじさんは。」
台所に行き、コップに水を注ぎ、それをテーブルに置く。
「これ飲んだらもう寝なよ。」
リビングを出てすぐの廊下に階段がある。
それを上り角を曲がると、少し先に開けっぱなしになったドアがあった。
「ん?」
その少し奥に、大きなリュックが置いてある。パンパンに膨らんで、破裂しそうなほどだった。
部屋の中を覗くと、朋哉は疲れきったようにベッドに寝転んでいた。
……リュックに近づいて、ゆっくりとチャックを開ける。
「……っ/////」
──と、朋哉のパンツ……!!
こ、こんなの履いてるんだ。
シンプルなデザインの、普通にスーパーで安売りしてそうな1品だが、朋哉が履くと言うだけでもう輝いて見える。
鼻を近づけて匂ってみると、朋哉の匂いがした。
「はぁ……/////」
綺麗に畳んでズボンのポケットの底に突っ込んだ。漁っているともう1枚出てきたから、匂いを嗅いでキスをして、反対側のポケットに入れた。
「今日来て良かった……/////」
もう帰っちゃおうかな……。いや、まだだ。
……朋哉はまだ布団に寝転がっている。そんな朋哉は、部屋に入って近くに来ても気づきやしない。
本当にお疲れモードで、ボーッと天井を見上げている。
「朋哉……////」
名前を呼んでも気づかない。
……重症だな。……………キスしてみよ。
俺の愛の口づけで起きてよね、俺の王子様。
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