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洗脳Ⅳ
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「おはよう朋哉……。」
目を開けると、ベッドの上にいた。
上半身裸の絶華兄が端に座ってこちらを見つめている。
「お兄ちゃん……///」
ベッドに体重をかける絶兄の手の甲に触れる。
「と、朋哉……?! ///////」
目を瞑って、唇を一所懸命に突きだしキスをせがむ。
「たく……//// 仕方ないな……//」
まんざらでもないような絶兄の綺麗な声が聞こえて、ドキドキしながら待っていると、熱い吐息がかかり、絶兄の柔らかい唇が触れた。
優しく吸われて、何度もキスをされる。
互いに吸い付くように、押し付けるように、キスをする。
「……学校だよね、今日。早く起きて。」
息を乱したままそう呟いて、俺を抱き起こす。
「来てごらん。包帯代えてあげる。」
「うん……。」
促されて絶兄の膝の上に座ると、お尻をそろりと撫でられ、厭らしく撫で回される。
「お兄ちゃん……っ///」
「朋哉は敏感だね……。可愛い。」
「俺、男……可愛いとか言われても……。」
「でもその前に俺の弟みたいな存在だよ。」
後ろから抱き締められて、首筋にキスをされる。
「包帯取り替えるだけじゃなかったの……? ///」
「朋哉が可愛いからつい……。ごめんね。」
俺を抱き締めながら、用意されていた救急箱から包帯を取り出す。
優しく手を差しのべられて、それに掌を乗せた。腕の包帯をほどかれていく。
「……昨日はありがとう。」
複数の傷が見えて、絶兄の手をぎゅっと握った。
震えは起こらない。絶兄がそばにいてくれるから。
骨折やひび割れはしなかったものの、打撲や切り傷が酷かった。
「本当に休まなくていい?」
「うん。心配してくれてありがとう。」
「…………感謝なんかしなくていいよ。大したことしてないし……。」
「え? ────ん……っ////」
振り返ると、唇にしっとりとした感触が触れた。
絶兄にキスをされて、心臓がまた跳ね上がって、更にドキドキと脈を打つ。
「……朋哉は、俺だけのモノだよね……?」
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