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思い込みⅣ
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──アマカワくんはカアッと顔を赤くする。
「そうか。」
ただ俯くだけで、否定はしないようだ。コウくんはそれを見て、肩を落とす。
「まだあいつのこと好きな訳?」
「な!? だ、誰もそんなこと言ってないだろ!? ///」
「お前分かりやすいし……。」
コウくんはこちらをちらりと見て、やっぱり目が合うとキッと目付きを変える。
──な、何なんだよ……。
「じゃあこいつのことは?」
唇を尖らせながら、俺のことを指差した。
「そりゃもちろん好き──……あ、や……あの……////」
──だから赤くなるなよ……っ、何かこっちも照れちゃうじゃねえか。
「…………俺は……お前が好きだけど……。」
「な、何回も言わなくていいよ……!」
「ちゃんと伝わってるよな……? 恋だぞ。俺お前に恋してるんだ。」
「わ、分かってるからッ……!!」
アマカワくんはゆでダコのように真っ赤になって、コウくんの口元を手で覆う。
コウくんは恥ずかしそうに俯いて、その手を両手で自ら押さえる。
「……?」
アマカワくんは首を傾げて不思議そうにしている。
俺や蛭ちゃんも彼が何をしたいのか分からない。
「や……っ///」
──突然、アマカワくんの肩が跳ねた。
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