アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
思い込みⅤ
-
「や、やめ……// 公……っ////」
ちゅ、ちゅと艶かしいリップ音が聴覚を襲った。
逃げようとするアマカワくんの手をしっかりと押さえて、くちゅくちゅ、えっちな音をならす。
きっとこれは、彼の掌を舐める音だ。
「公……っ//////」
アマカワくんの表情はとろんとしていて、時々恥ずかしそうに周囲を確認する。
コウくんは目を瞑ったり、時々アマカワくんの表情を窺いながら、荒い鼻息を吹き出していた。
「──も……いい……やめ……//// お兄ちゃ……っ////」
コウくんは動きをぴたりと止めて、アマカワくんの手を解放した。
「俺はお前のお兄ちゃんじゃねえ。」
「……だって、そう言うことされるの、絶兄じゃないとやだし……。
──それに俺は絶兄に助けを求めただけで、お前となんか重ねてない。
絶兄は俺だけの絶兄だから、誰とも重ねられない……。」
アマカワくんはふるふると頭を振って否定した。
コウくんはそんなアマカワくんの胸ぐらを掴み上げる。
「お前が何であんな奴に執着するのか分からねえッ、お前を苦しめてきたんだぞ……!?
思い出したなら全部分かってんだろッ!?」
「それでも絶華を愛してる……。」
「……ッ!?」
「俺はあの人だけのモノだから、触らないでくれないかな。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
83 / 307