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スキンシップⅣ
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「何度も言わなくていい……。」
「ちゃんと伝わってるか?」
「それ2回目だ……。」
「俺のお前に対する想いが全部伝わって欲しい。
好きだと伝えたい。ずっと伝えられなかった分、沢山知って欲しい。」
キスしようとすると、パッと掌で遮断された。
真っ赤な顔をして、俺から視線を逸らしたままでいる。
「こっちを見ろッ」
──腰を引き寄せて、頬に手を添えてこちらに向ける。
視線を合わせると恥ずかしそうに頬を赤くして眉を下げた。
天然なのか意図的なのか知らないが、上目遣いが可愛くて今すぐキスしたくなる。
再び唇を寄せると、俯いてキスをさせてくれない。
「顔上げろ。」
「キスしないって約束してくれるなら。」
「やだ。」
俯いたままのトモの唇に無理矢理キスしようとすると、「やめて……」と泣きそうな声で拒絶されてしまう。
「──……白舞とはキスしたんだろ?」
「それは……」
「俺もお前とキスしたい。」
トモは俺を見上げると、唇を食い縛って耐えるように見つめてくる。
可愛すぎる。
キスしたい。
キスしたい……。
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