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うちの兄貴
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ピピピッ....ピピピッ......
いつもこの目覚ましで目覚め..........
って、なんか重い..........
ガバッ!
「うぉい!」
そりゃ、両端に兄貴が居たら重いに決まってんだろ!!
「あ、おはよー♡」
涼兄おはよー、って言えるか!Σ\(゚Д゚;)
「航がまだ起きてないねー。」
ユサユサ
涼兄が航兄を起こす。
「んぅ〜......翠起きたの?」
「うん♡俺先に起きたから翠におはようのチュウしちゃうよ♡♡」
そう言うと涼兄が俺のほっぺにチュウをした。
①小鳥遊家のルール(兄貴達のみ)
・起きたら直ぐにおはようのチュウ
「あ!ズルイ。」
俺も俺も、と言いながら航兄もすかさずチュウをする。
ふと、時計を目にした。
「あのさ..........」
「「ん?」」
「涼兄航兄のせいで、学校遅刻するんだけど..........」
「なら、休んじゃえば?♡」
なんて馬鹿なことを言うのは涼兄。
「それじゃあ、今日は一日中イチャつけるじゃん。」
こんな馬鹿なことを言うのは航兄。
「んな事できる訳ないだろ(╬⊙д⊙)」
。・*・:≡( ε:)兄貴達から逃げつつ、制服に着替える。
一階からお母さんの声が聞こえる。
「翠ー、遅刻するわよー。」
「わかってるー!!」
ドタドタと、階段を降りてく。
降りてくと、母さんが。
「翠は毎日大変ね。」
「大変だと思うなら兄貴達を追い出してくれたらいいのに!」
(○`ε´○)プンプン!!
「だって、二人ともとても幸せそうなんだもの。」
ウフフ、と笑っているが笑い事では無いんだよ(;´Д`)
「いつまでも仲がいいんだな。いい事だ。」
お父さんは胸を張って喜べるぞ、そんなこと言ってなんでこの親子は呑気なんだろう。喜ばんでいい、こっちからすればとても迷惑。
「父さんは分からないんだよ。俺の大変さは。」
いつもの席に付きながら朝ごはんを食べる。と言うかかきこむ。
「本当にヤバイから、行ってくるよ。」
ジャケットに鞄をもって学校に行く準備をする。
「なんだー結局行っちゃうのかー。」
(・ω・`)ショボンとしてるがこんなのに一々構ってられない。
「涼兄、航兄、行ってきます。」
これで十分だろ。
「なんなら、そこまで送ってこうか?!」
「だったら、俺も行く。」
来なくていい、来なくていい。
「家でじっとしといて。付いてこないで。じゃあね、行ってきます!」
言うことだけ言って逃げるように去っていく!
俺は学校行くまでが疲れる。
とても。
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