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やっぱり昨日今日の仲ですから
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「あ、アキヒコさあ〜〜ん」
「……なんだ」
「ここ開けてください!!!」
俺は本音をだだ漏れにした結果ドアに鍵をかけられ店から締め出されているなうだ。。
正確には入れてもらえてないだけなんだが…
※ガラス越しの会話です
「あああああ‼︎ うるせえうるせえ!」
「じゃあ、入れてください!」
「…あのさぁ、橘くんだっけ?
「ヨウです」
……うん、で、橘くんさ、普通に考えてみてよ、恋人でもましてや女でもないやつにキスされて、しかもその本人がまた自分の前に現れたら…締め出すよね。」
ぐうの音も出ない。
俺だって男にキスなんてされたら死んでしまうかもしれない、
自分はしたけど…
「……そうですけど、、
……とりあえず昨日はヨウって呼んでくれたんですら今日もヨウって呼んでくださいよ」
「 な ん で 話 を 戻 す ん だ よ 」
なんか結構、いやかなり怒ってる、うん、まあ、そりゃそうなんだけどさ
「って!!いや、俺は別にアキヒコさんをどうこうしようとか思ってにここに来たんじゃなくて、謝りに来ただけですからね!!!
ましてや俺はゲイでもなければバイでもないですから!」
「………」
「嘘じゃないですってえ!!!!!」
「はぁ……、
わかった、入れ。」
「え、や!やった‼︎」
なんかよくわからないがアキヒコさんは俺を店内に入れてくれた。
カチャ
「ありがとうございます」
俺はレジ近くの席に座って入れてもらったコーヒーを飲んだ。
「あ、あらためまして、昨日はすいませんでした。」
とりあえず早く謝らねばと思い俺はさっそくきり出した
「で」
アキヒコさんが椅子を引いて俺の前の席に座った
「昨日のことは、酔った勢いでキスしてしまいましたって事なんだよな」
「あ……………………………
はぃ。」
「 間 !!!!!!」
ツッコミの勢いがすごい。。
でも 俺だってなんであんな事したのかわかんねーんだし…
それに ここではっきり肯定なんてしたらすぐさま酔いでかたずけられる
なんかそれはいやだなとか思ってたら、
カランカラン
お客が入ってきた。
「いらっしゃいませ」
すぐさまアキヒコさんは席から立ってさっきとは比べものにならないほど良い笑顔でお客に向き直った。
「こんにちは」
「いつもありがとね〜、今日はなににしますか?」
会話の状況からみてこの女性は常連なのだろう。
「あら、髪 切られたんですね、
素敵です。」
「本当ですか〜、ありがとうございます 少しですけどね、わかりますか?」
「ええ、(クスッ)でも、そのせいで見えてますよ、目の下のくま。寝られてないんですか?」
「よくきづきましたね、はは、お恥ずかしい気をつけます。」
「………。」
なんだこれ、かなり腹立つな。
目の前で行われている会話は昨日今日の俺じゃ知り得ない事ばかりで
イライラする。
カランカラン
「ありがとうございました」
「………」
「!?、な、なにお前 すっごい顔してるよ」
「別に。」
「……、あ!まさかお前嫉妬かぁ。」
嫉妬?
そうか!なるほど、俺さっきの女性に嫉妬してたのか。
………
ま、まさか俺ってもしかして冗談抜きでかなりアキヒコさんのこと。。。
「そりゃするかあ 俺に嫉妬ぐらい。まあ、彼女と別れたばっかだもんなぁ、
でも その顔はかなり怖いから気をつけろよ。」
……???
はぁああぁぁ?
んなわけねーだろお!!!!????アキヒコさんにじゃねえよ!!!!あの女だよ!俺が嫉妬してんのは!!
「逆だっての…」(ボソッ)
「ん?なに?逆?」
「なんでもないです。あと、俺もケーキ食べたいんでモンブラン一つください。」
「シュークリームじゃなくていいの?」
「…………
もっかいキスされたいんすか」
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