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078 迂曲
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「ぁぁああっ……ぁああ!」
舐めてくれと、ハリルに懇願した。
懇願したのは自分だったけれど……。
「止っめてっ……抜いてよぉ! やぁああ!!」
まだあの緑色の物体が、僕の中に入ったままだった。
「ひぁあ! ひぃいいっ!! イっちゃう……! イっちゃうからぁあ!」
前にソコを舐められた時は、途中で意識が飛んでしまっていた。
「ひぃっ……んぁぁああ」
あの時、僕はどうしていたのだろうか……。
「出ちゃうっ……んぁっ……出ちゃ……っうからぁっ……」
彼の口に、出したくなかった。
彼の口を、汚したくないのに。
「っめぇ……やめてぇ……ぁあ」
グニグニと動く中のものが、ハリルの舌に合わせて蠢く。
途中にある無数の突起も、動くことで僕の弱いところを無理矢理押し上げてくる。
「ひぃぃいっ!! んぁああああ!!!」
ハリルの熱い口腔で、舌で、巧みなまでに吸い上げられる。
「ひぃっ……やぁっ! やぁああ!!」
(このままじゃ……このままじゃハリルの口に……)
我慢しようにも、脚を閉じることすら叶わない。
「ひぃぅっ!! ぁあぁあああ!!!」
一際強く吸い上げられ、僅かに痛みを感じたと同時に、目の前が真っ白になった。
「っっ!!!!」
必死に我慢しようとしたのに……過ぎた快楽を受け入れきれなかった。
「ぁ……ぁあ……」
射精の余韻で、ビクビクと身体が震える。
「んぅぁああ……」
イッた直後だと言うのに、尿道を強く吸い上げられた。
「やらぁああ……」
(出しちゃった……ハリルの口に)
セシルの花も、未だ僕の中で蠢いている。
「んぁあ……」
ようやく僕のモノを口から離したハリルは、僕の放ったものを吐き出す様子もなく、ペロリと唇を舐める――――その卑猥な光景に、罪悪感が一層増した。
「ぅ……ご……めんなさ……っ! ごめんなさいっ……」
泣き出した僕の頬に、ハリルの手が触れる。
僕の物を嚥下したであろう彼の唇……それが濡れているのがわかった。
「ぁ……ぅう……ひっく……」
嗚咽が止まらない。子供のように泣き噦る。
「……許す」
その言葉を聞いた瞬間、手足の力が抜け、ダラリと弛緩する。
今までどんなに動かそうとしても動けなかった手足、それが解放されたのだ。
(許……された……? 終わったの……?)
やはり、見えない力で拘束されていたのだろうか。
不自然に力が入っていたせいか、腕は感覚がなくなるほど痺れていた。
「ん……ふ……っ」
僕の中に入ったままのセシルの花の動きも止まったようだ。
「怖くなかったか……?」
「え……?」
僕の頬を撫でる手が、凄く優しい。
「以前、これをした時、イズミがとても慌てたから……」
「……!!」
確かに、前回ハリルに口淫をされた時、牢でのことを思い出してパニックになってしまっていた。
でも、今回は――――
「だい……じょうぶ、だった……」
快楽に流されて、牢のことなど思い出しもしなかった。
だからと言って、嫌なことには変わりない……けれど僕は――――何故か、微笑んでいた。
こんな状況でも、やはりハリルが心配してくれることは嬉しかったのだ。
「ん……」
快楽の余韻で痺れが残る後肛で、僅かに動き出す、セシルの花……。
再び弱い所を嬲るような動きに、眉を顰める。
「ハ……リル、ね、これ、もう抜い……」
抜いてくれ、そう頼もうとしたのに――――
また、実が唇に触れる。
「!? なっ、も……いらな……ひぃいっ!!」
顔を背け、口に含まされそうになる実を拒絶する。
(許してくれたんじゃないの!?)
「何で……!? ぁ……?! 止めてぇぁぁああ!!」
(これ、動き、おかしい……)
「ぃぁああ!!? ひぃいい!!」
先程と同じような……いや、先程よりも動きが激しくなっている。
「ハリルぅ! んぁあ!! ハリル! 止めてぇえ!!」
激しく動く、セシルの花。
ハリルの手から、妖力が注がれているのだ。
「ひぃい!! やめっっ!!」
実を、産み落とされる。
中に直接……セシルの実が――――
「やぁああぁあぁぁぁああああ!!!」
奥の奥へと吐き出される異物感。
ゾクゾクと身体が痙攣する。
「何でっ……ぁあ! ひどいっ!!」
手足が自由になってるのに、結局ハリルには敵わない。
押しのけようとしても、どんなに必死に暴れても、ハリルはビクともしない。
「許してくれるってっ……ぁあ!!」
すぐそこにあるハリルの顔が、意地悪く笑っている。
「許すって、んぅ……言ったのにぃ……っ!」
ぼたぼたと、涙を流して不平を訴える。
「許しただろう?」
「ひっぐ……ぅんぁ……ぁぅんぅ!!」
ハリルの胸を叩いている腕を取られる。
「自由になっただろう……?」
そう腕を示すハリル。
(まさか、手足のことだったなんて……!)
「ぁ……ぁう……ひど……い」
僕の手に、口付けをする。
涙で歪む視界の中……それでもその光景にドキリとする自分がいる。
「も、やめて……おねがっ……ひぃいい!!」
許しを請いでる途中に、またセシルの花は動きを増す。
「ハリルっ!! やだぁああ! もぉやだぁあ!!!」
的確に、弱い所をつく。
産み落とされた実は更に奥へとねじ込まれていく。
(ダメ……そこは……)
「もう食べられないのだろう……?」
「ぁああ……ぁあああ!!!!」
「イズミ?」
もう食べられないし、食べたくもない。
だからと言って、後肛に果実を産み落とされるのも耐えられない。
「やだぁっっ! んぁっ!! もう……っハリルっ」
今まで以上に激しく動くセシルの花。
僕はもう、必死だった。
やめて欲しい、それだけが頭をよぎる。
「ハリルっ……」
両手をハリルの背に回し、抱きつくように縋り付く。
「んぁっ……ハリルっ……お願いっ……ぁああ!」
無我夢中で、赦しを求める。
「こわいっ……こわいぃっ……!」
中で産み落とされる異物が恐ろしかった。
「イズミ……」
ハリルの声が、僕を呼ぶ。
「も、やめてっ……」
涙で歪む視界の中、必死に彼を見上げる。
「お願いっ……なんでも、するから……もう許してぇ……」
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