アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
19
-
「シャワー浴びて顔を洗っておいで。目が腫れたら、大変だよ?」
「・・・ありがとうございます。」
「どういたしまして。」
ゆっくり腕の中から抜け出してバスルームに向かった。
頭から湯を浴びて顔をゴシゴシこする。
泣いた腫れぼったい顔で店に行ったら、何を言われるかわからない。シャキッとしろ!
部屋に戻ると、氷のはいったビニール袋を渡された。
「これで冷やすといい、もう寝ようか。わたしもシャワーをあびてくるね。」
優しい人。
ベットにもぐりこみ、仰向けになって氷を瞼にのせる。
そうか・・・アイツは俺のことが好きだったのか、なんだか笑えるな。
自分で気が付いてもいないくせに、エロいことだけやりやがって。
そっちにはまるで無縁だったからあの時は負けっぱなしだったけど、たぶん今なら俺のほうが場数は踏んでいるはずだ。
いや、予想どおり、節操ナシのバイになっているかもしれない。
それとも、まだ昔と同様、振られまくっているのだろうか。
ベッドサイドにコトンと何か置かれる音がした。
氷が持ち上げられ、置かれたカフェボールに入れられる。
サワさんは何も身に着けておらず、今までに見たことがない・・・大人の顔。
すべるようにベッドの中にもぐりこむと、俺にまたがりTシャツの中に両手をもぐりこませてきた。
胸の先をかすめて動く指に焦らされる。
「触って、ちゃんと。」
願いは届き、欲しかった場所に刺激が与えられる。
「あ、あん・・ん」
濡れた声は欲望をしたたらせている。
深く口づけられ、舌を招き入れて絡める。スベスベとした腰回りに手をやり、尻たぶを揉みこむように触ると、溶け合った唇から呻き声が漏れ出す。
いつものサワさんじゃない・・・
でもいい・・・
いやらしく触っている仕返しなのか、いきり勃ったモノを握られ、裏筋をこすりあげられた。
「う、んんん・・・・あ、あ、っ」
いたぶるように動く右手に支配されて、喉の奥が鳴る。ニチニチと聞こえる音に熱くなる。
背中に手を這わせ、胸元を探る。互いに漏れ出る声がさらに官能を刺激して、どんどん高みに登っていく。
身体を反転させて立場を逆転させると、欲望のままに口に含んだ。
少し控えめなサイズとはいえ、口の中で大きくふくらみビクビクと跳ねる。
「んは、あ、あぁっ、ん、ん、ん、」
動きにリンクするように声が漏れてくるから、夢中になってしゃぶる。
手のひらにすべる肌の感触は神経を引きちぎるようだ。
熱い、なにもかも。
「きて・・・今日は君が欲しい・・・お願い。」
驚いて体を起こすと、手を握られた。そっと導かれるままに指を沈める。
もうそこは十分に柔らかく、内壁が指にすいついてきて、頭が痺れた。
ゆっくり指を引き抜くと、コプっと音がしてローションが漏れ出てくる。
充分すぎるほど扇情的な眺めに、荒くなる吐息を止められない。
そっと頬に両手を添えてきたサワさんが囁く。
「君が泣いたから・・・あの顔はダメだよ。欲しくなる・・・だから、もう。」
迎い入れるように収縮している・・・誘うように・・・魅入られながら、ゆっくりと腰を進めた。
包まれる・・・熱くて、暖かい。
その体温に泣けてくる。
「んっ・・・ぁ・・・ぁ」
蕩けるように色を帯びた声をあげながら、うっすらと目があけられた。
「大丈夫、君もわたしも・・・一人じゃない。」
「暖かい・・・気持ちいい・・・」
滲む涙をそっと拭われ、口づけられる。
「いつ・・も、みたいに、抱きしめて。」
背中に回された腕に安堵して・・・優しい人を力いっぱい抱きしめた・・・。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 122