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❤︎みるきぃ❤︎黄笠②
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男性妊婦用の授乳室を見つけて、急いで空いている個室に入る。
このデパートは、老舗店が経営しているだけあって、最近増えつつある男性妊婦や同性カップ向けに作られた気配りのある施設が充実しており、黄瀬が今日、このデパートをデートプランに選んだ理由もそこにあった。
だいぶ同性夫婦が認められたとはいえ、まだまだ世間の目は冷たい。
そんななか、笠松が授乳やベィビーのオムツ替えなど、困らない様にと配慮した結果がこのデパートだった。
中からカチャリと鍵をかけて、フゥ、と呼吸を整える。
2人は5室あるうちの一番奥の個室に入り、ソファーに腰を下ろした。
部屋にはベビーベットと小さなテーブル、そして2人掛け用のソファーと、小さな洗面台が設置されており、緩やかなクラッシックのメロディが流れている。
室内はベビーカーを入れてもスペースがあり、ゆったりとしていた。
「…幸男さん、大丈夫っスか…?」
「…あぁ、何とか…。」
「……上着脱いで、胸見せて…。」
「……は?…なんで見せるしかねーんだよ!」
「…だって、どうにか止めないと…。…パットもないし、そのままじゃ困るでしょ?」
長い指先が伸びてきて、上着をソファーに落とすと
青いシャツを掴む。
笠松は一瞬ためらったが、このまま家に帰る訳にも行かず、握った拳を開いた。
ゆっくりと、シャツが捲り上げてられていく…。
薄らと割れた腹に一筋の水跡が流れていて、蜂蜜色の瞳はその後を辿っていく…。
両手でシャツを握り、胸元まで押し上げると、ほんのりと丸みを帯びた胸が顕になった。
なだらかな山の中心にある真っ赤な2つの乳首はピンと張り詰めて、トロトロと白い液体を流し、胸と腹を汚している。
黄瀬の瞳はその光景に釘付けになった。
「……あんまり、見るな…馬鹿…野郎…」
顔を赤く染め、悔しいし、恥ずかしいといった困惑したサックスブルーの瞳が、黄瀬を睨む。
けれど、羞恥心に耐えるそんな顔で睨まれれば、逆に男心を擽るというものだ…。
「……これ、どうしましょうか…?」
黄瀬はポケットからハンカチを取り出すと、濡れた腹を拭い始める。
「……いつもこんなに沢山でるんスか…?」
「……チビがミルク飲む時間帯になると、少し出たりするけど…、こんなに出たことはない…。」
「……ベィビーが飲んだ後は治まるんスか…?」
「…あぁ、ミルク飲んで胸の張りが無くなると、垂れなくなる……んっ!」
胸周りを拭かれて、笠松の腰がビクリと揺れた。
「…ベィビーが起きてミルク飲んでくれるのが1番いいんスけどね…。」
黄瀬がチラリとベビーカーを覗き込めば、我が子は相変わらず夢の中だ。
「…よく寝るからな。…あと、1時間は起きねぇと思う…。」
「……うーん…。…なら、俺が変わりに飲みます?」
余りにも常識外な応えに笠松の動きが止まる。
「………は…?…変わりに…飲むって…何言ってんだ、お前……」
「……だって、ミルク飲まなきゃ止まらないんでしょ?…でも、ベィビーは寝てるから起こすの可哀想だし…。なら、変わりに俺がやるしかないかなって…。…まぁ、俺がベビー用品店でパット買って来てもいいっスけどね。」
笠松の脳裏に、母乳パットの箱を持ちながら、レジで「…これ下さいっス。」と甘く微笑む黄瀬が思い浮かんで、遠い目をした。
「……パット買って来ます?」
「……いや、モデルのお前に買わせるのはまずいだろ…。何処で記者に狙われてるか分からねーし…。」
「……なら、やっぱり俺が飲むしかないじゃないっスか!」
「……お前、なんでそんなに嬉しそうなんだよ…。」
「…だって、幸男さんのミルク飲めるなんて、今後あるかどうか分からないし…。」
ニヤニヤしている美顔を「…だらしねー顔してんじゃねーよ…」とつねってやれば「…へへっ…」と更に顔を崩した。
そんなやり取りをしている間にも、ミルクはタラタラと赤い実から垂れてくる。
「…っと、いい加減止めないとダメっスね…。」と言うと、サングラスを投げ捨てて、ソファーの前に膝を付き、前屈みになって笠松の濡れた胸に顔を近付ける。
ソファーに座る笠松の胸の位置と、床に立ち膝をする黄瀬の顔の位置はちょうど良い高さに合わさっていた。
形の良い薄い唇が近づいてくると、濡れた乳首に吐息が掛かり、笠松は身を固くする。
そして、ヌルりとザラついた舌が乳輪をなぞった。
「………っ…!」
笠松の肩がビクリと上がる。
黄瀬は1度舌を引っ込めると、舌先に付いたミルクを味わう様に口を動かし、ペロリと唇を舐めた。
「………うん、…なんか不思議な味っスね…。」
「……馬鹿野郎、…栄養分しかねーんだから、美味いわけねーだろ…。」
「……でも、何か…クセになりそうな味っスよ…。…幸男さんのミルク、もっと飲みたいっス…。」
今度はパクリと右の乳首に食らいつくと、硬くなっている乳首に舌先を丸めて絡め、チュウと吸い付いた。
すると、口の中にビュっと勢いよくミルクが飛び出す。
黄瀬はその量の多さに驚きながらも、舌の上に広がるまろやかな味と温かさに酔いしれて、チュウチュウと赤子の様に胸に吸い付いた。
「……ン……ハ…ぁ……」
サックスブルーの瞳で胸元を見下ろせば、自分の旦那が赤子の様にミルクを飲んでいる…。
している事は我が子と変わりないのに、何故だかじくじくと胸が疼き、腰が揺れる。
「………ン、ン……」
顔を真っ赤にして疼きに耐えていると、蜂蜜色の瞳が下からジッと自分の顔を見つめている事に気が付いて思わず叫んだ。
「…馬鹿野郎!…見てんじゃねー!!」
大声を出した瞬間に、コリっと乳首を甘噛みされて「…はァッ…!!」と甘い声がもれる。
黄瀬はチュと音をたてて乳首から口を離すと、真っ赤な耳元に唇を寄せて囁いた。
「…シー…静かにして下さいっス…。いくら閉め切りの個室でも大きな声を出したら、他の人に聞こえるっスよ…。」
この授乳室には今、自分達の他にもうひと部屋使用されていた。
つまり、ひと組の夫婦が同じ空間に居ることになる。
耳を澄ませば、ボソボソと微かな会話が聞こえてきた。
「……ほら、小さく向こうの声が聞こえる…。…って事は、こっちの声も聞こえるって事っスよ…。…だから、静かに、ね…?」
突如耳たぶを舐められ、声を出しそうになった笠松は両手で自分の口を覆った。
キッと蜂蜜色の瞳を睨めば、黄瀬はにっこりと微笑み、そっと左胸に手を這わせて、乳首を軽く押し潰した。
「……ンッ…!」
どもる小さな声を上げると、ピュるりとミルクが飛び出して大きな手を汚した。
「……あぁ…やっぱり弄るとミルクが出ちゃうっスね…。服を汚すといけないから、飲む事にしましょうか…。」
耳元で囁いた後、再び腰を落として柔らかな胸元に口付けると、濡れている胸をペロペロと舐めて、乳首に吸い付いた。
チューチユーと痛い様な、気持ちいい様な絶妙な力加減でおっぱいを吸われて、笠松の身体がまた熱くなる…。
わざとなのか、それとも吸いやすいのか分からないが、吸いつく口の中で舌先をクニクニと乳頭に当ててミルクを絞る。
その舌の動きが、愛撫されている様に感じられて、実を押し潰される度にビクビクと腰が動く。
笠松の額には汗の粒が溜まって、林檎の様に真っ赤な顔をしたまま、手の下でフーフーと荒い息を繰り返した。
片方のおっぱいを飲めば、感じているせいか、反対側の乳首からトロトロとミルクが流れでる。
その事に気付いた黄瀬は左胸から口を離して、垂れている右の乳首へと吸い付いた。
たくさん溢れ出るミルクをゴク、ゴクと喉を鳴らして美味そうに飲みながら、咥えている方の乳房を大きな手で揉み込めば、笠松が「……ふ、ぅ…!」と胸を仰け反らせた。
笠松はもう、真っ直ぐ座っている事が出来なくて、ソファーの背もたれに寄りかかり、ズルズルと腰を滑らせて、身体を椅子に預けた。
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