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どうしたんだよ。side貴臣
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帰ってきたら、マンションのすぐ前のベンチに若干制服が乱れ息が上がって泣いている匠がいた。
膝んとこ怪我してる。
「たくみ?」
「…ん?
………ぁっ……貴臣ぃ」
なんか、変だった。
俺に気づいた匠は、少しフラフラな足取りで涙を流しながらこっちに歩いて来て俺の胸に顔を埋めた。
「どうしたんだよ。」
「………………………。」
「……とりあえず、中はいろ?」
「…ん。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
家に入り、匠をソファに座らせる。
落ち着かせるために水を渡した。
すると、コップを持った手がカタカタと震えていた。
ホントにどうしたんだよ。
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