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4ページ目 7 弟side
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兄貴を壁に縫いつけ、今にも崩れそうな身体を膝で支えて噛みつくようなキスをする。
「んっ、んんっ!!んーっ!」
喉から苦しそうな声を出し、震える手でワイシャツを掴み、弱々しい力で押し返そうとした。
パン
一旦顔を離して、頬を叩く。
目を見開いて俺を見た。何が起こったか分からない、と言った表情。
わなわなと唇が震えだし、もともと赤く潤んでいた目に、どんどん涙が溜まっていく。
大人しくなったところで再度口を塞ぐ。
今度は噛みつくような乱暴なキスじゃなくて、唇を重ねるだけの甘いキス。
何度か唇を重ねてから舌で震えている下唇を愛撫して、ゆっくり挿し入れる。
「んっ……ふ、…ぁぁ…。」
上顎を舐め上げると甘い声を出しながらきゅっと俺の腕を掴んだ。
「可愛いね。兄ちゃん。」
顔を離すと目をとろんとさせた兄貴と目が合う。
だらしなく開かれた口からは俺と兄貴のが混ざり合っている唾液が滴り、赤い舌と俺の舌の間では銀の糸が引いていた。
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