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「い゛ッッッ…!!やだッ!やだってば、けーた!」
「うるさいな。力抜いてないと痛いのはあんただよ。」
「あッッ……あ゛あ゛ッ…!」
弟が、徐々に俺のナカにはいってくる。
裂けるような痛みの前に力の抜き方など忘れてしまった。二の腕で弟の頭を挟んだまま手を自分の方に持ってきて弟の髪を掴むが、それでも容赦なく俺の腰を落とそうとした。
「兄貴。」
声がしたような気がして弟の顔を見た。いつの間にか腰を下ろそうとしていた手が背中に回り、俺の身体を支えていた。
「お前…泣いてるの?」
俺を見上げる弟の頬が濡れていた。
「違う。俺じゃない。」
弟の片手が俺の目の下を拭った。その時初めて涙が出ていたことに気付く。
「ごめんね、兄貴。もう止めようか。」
そう言う弟の表情は泣いているみたいだった。
自分からしてきたくせに、何故自分が辛そうな顔をするんだろう。
「くぅッ!」
「ちょ、兄貴!?」
弟の腕に逆らってぐっと重心を下げると少し近くなった弟の顔が一瞬歪んだ。
「いい。…大丈夫だからそんな顔すんな。」
「…ゆっくりやるから。」
「ん。」
まるで壊れ物に触れるかのように優しく抱きしめられた。
「ん゛んッ!」
「兄貴、息詰めないで。」
弟の息遣いを耳元で聞いた。俺の呼吸は弟のものよりも早く、息の仕方も忘れてしまっていたようだった。
弟の呼吸に合わせてゆっくり息を吐いたり吸ったりしていると自然と身体の力が抜けていくのが分かった。
「いい子だね」と俺の頭を撫でる弟に「子供扱いするな」と言ったら「あんたの真似だよ」と微笑みかけられた。
「もういけそう?」
「ん。」
弟が俺のペースに合わせてくれた。
途中休憩を挟みながら長い時間を掛け弟のモノを飲み込んでいった。
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