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片手で手早く釦を外してゆく弟の襟足は少し濡れてた。シャワーでも浴びてきたのだろうか。石鹸の香りが鼻腔をくすぐった。
「あんたになら何されてもいい。俺のこと、好きにして。」
ワイシャツを脱ぎ捨て、俺を跨ぎ立て膝になっている弟が言う。弟の身体を見る機会がないことはない。だが、まじまじと見ることもなかった。
寒い室内で身に纏っている物が黒の短いスカート一着のみというのは心許無い。普段服の下に隠れて、日の光に当たることのない弟の肌は粟立って、血色が悪く青白いと表現するのが適切と思われた。
俺とは筋肉の付き方が違う。5つも下の弟の身体は程良く肉が乗って引き締まっており、こうも違うものなのかと思わされた。
「そんな事、簡単に言うものじゃないよ。」
尖った先端に、軽く歯を立てるとビクンと身体を固くさせて後ろに仰け反った。
「撤回して。」
「嫌だ!!」
目を潤ませた弟が髪を乱しながら首を左右に振る。
「だってあんたが好きだから。好きだよ、兄貴。すき…。」
本当に、こいつは――。
弟の腰に左腕を回し、引き寄せた。
「ん!」
右手を弟の脇腹に当て、下に向かって撫で下ろすと小さく身じろいだ。夢に見た綺麗な「くびれ」はなかったけれど弾力があって手触りは申し分ない。弟の両手は俺の肩に置かれたが、指先に力を入れることはあっても抵抗するそぶりはなかった。
「ぅあ、あ。」
平らな胸に顔を寄せ、舌を這わせるとすぐ頭上で小さな声が漏れた。乳首を舐め回しながらゆっくり、だんだん大胆に弟の身体のラインをなぞり、腹を撫で回した。
肩に手を置いた状態でされるがままの弟の身体は寒さと緊張からガチガチに強張っていた。
「っひ!!あ、あぁ、あ、あ。」
舌先で執拗に責めたり、吸いついたり。身体を撫で回していた右手で反対側の胸の肉を揉んだり粒を指の腹で押しつぶすと腕の中で小さく暴れた。徐々に引かれていった腰を、逃がさないとばかりにぐっと引きつける。
もう声を我慢できないみたいだ。いつもより高めの低い声が、俺を夢中にさせた。
「い゛!!痛い!あにき、いたい!!」
弟が叫ぶのも気にならなかった。
柔らかい独特の肉の感触が癖になる。ツンと尖った先端を甘噛みし、反対側は爪で引っ掻き、抓み上げた。右手を掴まれてようやく我に返った。
散々嬲っていたその場所はすっかり赤くなって片方は俺の唾液に濡れている。白い肌に左右対称に映える赤は奇妙な色気を放っていた。
「そこばっかり嫌だ。」
俺のために我慢してくれたのだろう。目からは雫が零れて一筋の跡が付いていた。
「こっち…。」
掴まれた右手が、短いスカートの中に誘われた。
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