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大型わんこ
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…はあっはあ
放課後の人気が少ない廊下を全力疾走し終えた俺は当たりをきょろきょろと見回す。
荒れに荒れまくった息を整え額から流れ出る汗を制服の裾で拭う。
はあ。今日はいねえな。
毎回毎回誰が捕まっかよ俺様を舐めるんじゃ………………
「っつかまえたー」
………っ。
俺を後ろから羽交い締めするように抱き締めるのは俺よりも20センチは背が高い 早川 尚輝(はやかわ なおき)
捕まえた、と言えば俺の肩に顎を乗せ首元に顔をすり寄せ、その顔はいつもと変わらない笑顔で。俺とは正反対にそれはそれは楽しそうに嬉しそうに。
くそ、なんでだ………なんで、なんで。
「なんでおめーがここにいんだよ」
くるりと体制を変え早川と向かい合うような体制になる、そしてどんっと早川を突き飛ばす。
「なんでって。
んー京ちんの気配感じたから?」
は?なんなんですか?馬鹿なんですか?頭沸いてるんですか?
俺こうやってお前に捕まるのもう何十回目だよ
その今まで全部俺の気配感じ取って捕まえてたって?
…………きめえ!
てかうぜえ!死ね!今すぐ死ね!
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