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僕が中学生の時。
僕と葉山は仲良し。だった。
中学の3年間ずっと同じくクラスだった。
僕は1年の時に何に惹かれたのかは分からない。
でも、ただ。気づいた時には葉山の事を好きになっていた。
勿論葉山には言えない。
言ったら葉山は幻滅するだろう。
僕を嫌うだろう。
そんな考えが横切る中少し。ほんの少しだけバレてしまえばいい。
と、思う気持ちがあっあのは嘘じゃない。
まだ、葉山と会って間もなかった。
少しでも葉山に見てもらいたくて、気にしてもらいたくて、近ずいた。
休み時間はずっと一緒にいた。
潤 はクラスが違う事があって、あまり一緒では無かった。
葉山といる方が多かった気もする。
僕は男。
葉山も男。
そんなことは分かっている…でも、葉山がどうしても、好きだった。
何回も諦めようとした。でも、ただ辛いだけ。胸が締め付けられた。
苦しい…苦しい……誰も助けてくれない。
この苦しさ。この辛さ。この思い。全部葉山に届けばいいのに…と思った。
でも、葉山はモテた。カッコイイし、勉強はできる方。運動神経は抜群で、昼休みには友達と野球やサッカーなどしていた。
僕は、葉山と一緒にプレーしながら少し喜びを感じていた。
ゴールを決めると葉山が喜ぶ。褒めてくれる。
それだけで、満足だった。
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