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…
葉山。
大好き。
思っても思ってもむくわれない。
ただ、ひたすら堪える。
葉山と話すたび辛く。悲しく。虚しくなる。
君はそんな僕を愛してくれますか?
葉山には彼女が出来るだろう。
葉山が自分のものでは無くなる時がくる。
葉山が僕を見てくれなくなる。
そんなの、そんなの…分かってる!
でも、この溢れる気持ちを抑えることが出来ない。
辛い。苦しい。寂しい。
気付いて…よ。
「は、ゃまぁ。はゃま。…ゃま……」
葉山の名をひたすら呼び続ける。
葉山が気付いてくれるわけでもない。
分かっている。
名前を呼ぶと辛くなる。
でも、どうしてか、とめられない。
***
学校で葉山が僕にきいてきた。
「おいー亜季!お前、好きな人とかいねぇーの?」
好きな人…そんなの決まってる。
葉山。君が酷く愛してる。
でも、そんなこと言ったら葉山は苦しむだけ。
葉山を苦しめたくはない。
「んー?好きな人ー?居ないよw僕とか、絶対モテないしーwwってか、葉山こそいるだろ!教えろよー」
好きな人なんて聞かれたら期待してしまう。
少しでも僕に気があるのでは?と思ってしまう。
「俺…は。。」
葉山のこと反応。絶対好きな人がいる。
さようなら。俺の片思い。初恋。
僕は前に進めるのだろうか?
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