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夏風邪と欲求
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相沢が入れてきたのは綿棒だった。
硬くなった性器が痺れるような感覚。
少し太くなった先を出し入れされると堪らず喘いでしまう。
「ゃ…あ、やめ… あいざ…わ…ぁああッ!!」
下を向けば自分のソレが綿棒を咥えているのがわかる。
何とも言えないシュールな絵面に羞恥心を掻き立てられる。
「ココ、綿棒なんて入れる場所じゃないのにね?」
相沢に煽られ、顔が熱くなっていく。
すべて見られているんだと改めて理解し
後ろの蕾がヒクヒクと疼いた。
「本当は何するところ? ねぇ…」
「あ、ぁ…お、…おしっこ…する、とこぉ…」
理性なんて、もう残っていなかった。
相沢が与えてくれる快感に酔って、溺れる。
ただそれだけだった。
「そうだよね? 普通入れるところじゃないよね?」
「ん、…ぅん、…うんっ…」
「なのに佐伯さんは、こんなとこに入れられて
…気持ちいいんだよね?」
「…ぁ、う…んっ…きもちい……きもちいい、です…」
グルグルと綿棒を回されると、叫び声に似た嬌声が零れる。
完全に相沢に寄りかかり、喘ぐことしかできなくなる。
「佐伯さんみたいな人、何て言うか分かります?
“変態”って言うんですよ」
蔑む言葉に足の震えが止まらなくなり、快楽に涙が溢れた。
自分はそうだったのか、と少し驚く。
でも“変態”だと言われても、不思議と嫌ではなかった。
相沢が愛してくれるなら、“変態”でもいいや。
「…ごめ、なさ…ごめんなさい…っ」
もどかしい。
吐き出せない欲望が 爆発しそうだ。
「…も、ぃ…いきたい…っ」
「イきたいなら、言うことあるよね?」
頭に響く相沢の声。
遠のいていく意識。
もうまともな思考はできなかった。
「ぼ、く…変態だから…おねが、…ぃッ…イかせて…」
体を精一杯ひねって 相沢の唇を奪う。
ペロペロと唇を舐め そっと中に舌を忍ばせる。
すると 相沢は足を閉じ、僕を向かい合うように座らせた。
もちろん相沢の膝の上に乗ったまま。
「ん…ふ、んんッ……んぅ」
キスに夢中になっていると
急に今まで尿道に刺さっていた綿棒を引き抜かれた。
「ッッ…!!! ぁ…ゃ、や…とまんな…いッ」
突然の刺激に耐えられるはずもなく
僕のソレからはトプトプと白濁液が溢れる。
今まで射精を我慢をさせられていたから
もちろんすぐには止まらない。
「み…ないで…、ゃ…ぁう…」
相沢の視線が冷たく突き刺さる。
「いっぱい出して…そんなに気持ちよかったですか?」
トロンとした顔の僕とは違って
相沢は至って顔色一つ変わらない。
ただ冷たく僕を見つめるだけ。
「ッ…ぅ…うん、……ごめ…なさ…」
嫌われたくないという思いと羞恥。
そのせいで涙が零れる。
「すごく、可愛かったですよ」
ポツリと呟いた相沢は 少し微笑んでいるような気がした。
泣きじゃくる僕を 相沢はただ抱きしめていてくれた。
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