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思い出と距離
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「佐伯さん 風邪治るまで、俺の家にいて下さい」
そう告げられたのは一時間ほど前のこと。
夏風邪というのは厄介なもので
なかなか治る気配がしないのだ。
そして何より…暇である。
上司にも連絡をしてしまったし
相沢は全ての家事をこなして家を出て行った。
「……はぁ」
相沢はかなり“できる男”だと思う。
家事もできて、仕事のミスだってあまりしない。
それに誰に対しても相沢は優しい。
女にも…もちろん男にも。
そんな相沢だから好きになった。
誰にでも優しい相沢に
僕だけをいじめてほしい。
「相沢…ッ……あいざわ…」
相沢の匂いのする枕に顔をうずめれば
たまらず興奮を覚える。
「ッ…ぁ…あ、…んッ」
乳首を摘めば たまらず声が漏れる。
匂いのせいか 今日はいつもより気持ちいい。
最近自分ではあまりしなかったので
とても懐かしい感じがする。
相沢とそういうことをする時は
いつも特殊なことをさせられていた。
だからなのか あまり僕自身のソレは反応していない。
あ…そうだ。
あの箱、確かベッドの引き出しに…。
相沢のベッドは 下の方に引き出しがついている。
そこまで大きくはないが
別にとりわけ小さくもない。
引き出しを開ければ すぐにあの箱が見える。
…やっぱりここだ。
この前相沢がしまっていたのを
うっすらと覚えている。
少し小さい白いダンボールに、ピンクの文字。
傍から見れば ただの可愛いダンボールだと思うだろう。
もちろん 中身は可愛いなんてものじゃない。
「……ぅ…わ…」
ゴクリと唾を飲み 期待に胸を高鳴らせる。
見覚えのある アナルビーズにバイブなどの玩具。
この前は気づかなかったけど貞操帯もある。
今回使おうと手にしたのは
本物そっくりなディルド。
そんなに大きくもないし…たぶん入る。
大切なローションも取り出して 箱を閉じる。
あぁそうだ、汚さないようにコンドームも……。
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