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思い出と距離
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「ぁ…あぁ!! ひぁ…ッ……ゃ…」
相沢、相沢。
心の中で何度も名前を呼んで
相沢に見られているところを想像すれば
僕の中が勝手に絡みつく。
“佐伯さん…そんなに玩具がイイんですか?”
「ゃ…ちが…ぁぁ! …ぃ、いいッ…」
自分が何を言っているのか よくわからなくなる。
ディルドでイイ場所を擦れば 堪らず声を漏らし
ぐちゅぐちゅと卑猥な音をさらに大きくさせる。
そんな今の僕は ただの変態だ。
“奥まで咥えて…。すげーエロい”
妄想の中の相沢に溺れてどんどん堕ちていく。
「も…ぃ、イかせて……あッ…ぁ」
何度このセリフを言ったことだろう。
出したいのに出せない。
別にペニスを縛られているわけでもないのに
なぜか達することができない。
なにかが足りない。
そんなもどかしさが さらに僕をおかしくさせる。
“後ろでイって…。信幸さん。”
「ッ__んぁ!!! …ぁ、はぁ…はぁ…」
“信幸さん”という言葉に僕の体は反応し
後ろだけで果てた。
ビクビクと全身が震えて
目の前が真っ白になる。
涙なのか唾液なのか それとも汗なのか。
よくわからない液体で ベッドは湿っぽい。
ゴムに溜まった精液。
突き刺さったままのディルド。
収まらない鼓動と熱。
頭に残響している “信幸さん” と呼ぶ声。
…起きたら後処理しなきゃ。
冴えない頭でボーッと考える。
眠い…。このまま寝てしまおうか。
あぁでもディルドだけは抜いておこう。
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