アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ナミダとシルシ
-
あの後 シャワーを浴びて、一緒に家を出た。
今日は比較的時間があったので 会社まで
歩いて行くことにした。
昨日までは憂鬱な気持ちだったことなんて
すっかり忘れるくらい、相沢の隣は居心地が良かった。
「あ、そうだ」
突然 相沢がこっちを向いて意地悪な笑みを浮かべる。
「ん?」
その笑みは僕の心を乱れさせる。
ドキドキして相沢の顔を見ることが出来ない。
「今日こそは、抱きますからね?」
顔を覗き込まれて 熱が募るのがわかった。
相沢は周りに人がいないのを確認して
軽く唇を合わせた。
「ぁ、あ…うん」
朝からそんなことを言われるとは
思ってもいなかった。
恥ずかしいけど やっぱり嬉しかった。
その後 仕事に集中できなかったのは
言うまでもない。
**
「俺ん家と佐伯さんの家、どっちがいい?」
耳にかかる吐息。
「あぁ…、もしかしてココの方がいい?」
つぅッ…と内腿を撫でる手。
「……はッ!」
あ、良かった…夢。
いや、良くはない。
「佐伯さん…、寝てましたね?」
2人きりの社内。
明らかに怒っている相沢。
「…ご、ごめん」
今日は1日気が抜けていた。
というか 意識しすぎて仕事どころじゃなかったのだ。
原因は お前だっていうのに。
「ほら、早く終わらせて…。じゃないと…ッ」
後ろに立っている相沢に 耳を舐められる。
「っ…ふ……んぁ」
口から漏れた声は ひどく熱っぽかった。
早く終わらせたいのに、手が動かない。
「終わるまで、続きしないよ?」
な…生殺しだ。
「はい…ッ」
早く触れて欲しかった僕は、
自分でも驚くほどのスピードで仕事を終わらせた。
「終わった…、んッ…」
振り向くと 相沢に唇を奪われる。
相沢はキスが上手いと思う。
うっとりと落ち着くキスだ。
「お疲れ様です」
唇を離されると 思わずとろんとした顔になる。
あ…勃ちそう。
「ぁん……、ゃ…ッ」
首筋に吸い付かれ 僕のソコは完全に起き上がった。
相沢は気づいていないふりをしているけど。
「さ、帰りましょ?」
この微笑は、絶対“気づいてる”って顔だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 420