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アイスと放置
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目の前にいる佐伯さんを
縛って
乱れさせて
独占して
溺れさせて
俺なしじゃいられないようにしたい。
佐伯さんといると いつもそんなことを考えてしまう。
この想いを告げたら、
佐伯さんは俺のこと嫌いになるかな。
でも 好きな人をいじめたくなるのは
俺にとってはしょうがないことなんだ。
「ね、相沢」
「ん?」
二人がけのソファ。
時計の針は9:00ちょうどを指している。
佐伯さんの揺れる瞳をまっすぐ見つめると
佐伯さんは困ったようにゆるゆると視線を落とした。
だんだん赤く染まっていく佐伯さんの頬を
そっと撫でて 唇を指で辿る。
目、潤んじゃって…。
可愛いな。
「…どうしました?」
ゆったりと もたれかかってきた佐伯さんは
もじもじとしながら口を開いた。
「僕って…相沢のコイビト?」
不安そうにこちらを見つめる佐伯さん。
重ねられた手はかすかに震えていた。
「じゃあ、俺は佐伯さんのコイビト?」
きっと佐伯さんのことだから、
勇気を振り絞って言ったのだろう。
まさかこういう風に返されるとは
思っていなかったようだ。
返答に困った佐伯さんは
口をパクパクさせてから 微かに頷いた。
恋の思いを寄せる人。
それが、恋人。
「…じゃあ」
佐伯さんを太ももに乗せて
Tシャツの裾から手を入れる。
すべすべとした肌を撫でなれば
佐伯さんはくすぐったそうに身をよじった。
腰を抱いて グイッと顔を近づける。
「恋人なら、もっといじめてもいいですよね?」
佐伯さんからの質問は保留にしておこう。
だって俺は、どちらかというと…
だからね。
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