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SMの基本
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「お…お待たせ」
ゆるっとした大きめのTシャツと グレーのスウェットパンツ。
どんな格好をして出てくれば良いのか 悩みに悩んだ結果、この形に落ち着いたのだ。
「…ぅ…わ…ッ」
強く手を引かれ そのまま彼の腕の中に閉じ込められる。
ベッドに座った彼の足を跨ぐような格好になり 彼を見下ろす。
「…ん…、ふ…ッ……んぅ…」
僕の方から 顔を近づけて、相沢の唇に触れる。
もちろん、それだけで満足するはずない。
そろりと舌を伸ばし 彼の舌を感じた。
僕の方からした口づけも いつの間にか主導権を握られて。
上顎や歯の裏を 舌先で擽られ、勝手に腰が揺れた。
「…ッ、…ちゃんとできました?」
右手で服の上から お尻を撫でられる。
それだけで熱っぽい吐息は漏れ、身体中が甘く痺れた。
「ッ…ん、…うん…」
早く触れて欲しい。
だけど ずっと、このままでいたい。
陽だまりのような幸福感に 永遠に包まれていたい。
「…今日は、優しくします」
腰を抱かれ 柔らかいベッドに押し倒される。
“初めて”の時みたいに 彼の行為が温かい。
首筋に触れる唇も 胸の小さな突起に触れる指も。
優しい愛撫が とても気持ちいい。
ゆるゆると与えられる快感は 穏やかな波のようだった。
「…ぁ…あッ、ゃ…ん……」
捲し上げられたTシャツの奥に 相沢の髪が揺れた。
固くしこった乳首を軽く吸われ 擽ったさに似た快感が生まれる。
熱い舌で嬲られると堪らない。
まるでソコを開発されてしまったみたいに。
「も……、こっち…もッ…」
自らスウェットパンツと下着に指をかけ 下ろそうとする。
しかし 自らの屹立がそれを拒んだ。
「…はい」
ゆっくりとした動きにもどかしさを感じながらも 急かすことなく彼の行動を待つ。
腰を浮かせ 脱がせやすいようにすると、熱を持った下半身が冷たい空気に触れた。
間接照明に照らされ ぼんやりと浮かび上がる昂り。
眼鏡をかけているせいでいつもより形がハッキリと見える。
見事に反り勃った性器が 彼にも見えていると思うと、恥ずかしさで顔が熱くなった。
「……かわいい」
「なに…ッ、…ひゃ…ぁあ…ぁ…」
熱いなにかで包まれた僕のモノ。
それが 彼の口だと理解するまで、少し時間がかかった。
「ゃあ…ぁ、で…ちゃ…出ちゃ…う…ッ!」
ずっと我慢していたせいで たった数分で大きな快感の波がやってくる。
腰が揺れる。
声が抑えられない。
涙が浮かぶ。
目の前が 真っ白になる。
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