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部長の苦悩
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「今日は…、つけなくていい…から」
桐谷にそう告げられたのは
コンドームの入った引き出しに手を伸ばした時だった。
「ダメ。…辛いのお前だろ?」
確かにつけないでした時の方が気持ちいいことは確かだ。
しかし さすがに彼に辛い思いをさせてまで
快楽を得ようとは思わなかった。
まぁ、一応年上だしな。
「…でもッ…、宗司さん…気持ちよくないでしょ?」
ピリッと袋を破り ぬるっとしたそれを取り出す。
しっかりと屹立する性器に纏わせ 顔を上げると、
心配そうにこちらを見つめる桐谷がいた。
「平気、ちゃんと気持ちいいよ」
肩甲骨の浮き出る背中に 軽く唇を這わせる。
彼はくすぐったそうに身じろいで。
シーツをぎゅっと掴んだ手に自らの手を重ねて。
ふっと息を吐いてから
グズグズになったソコに性器を当てがった。
「…ッ…ひ…___ッ!!」
微かに震えている身体は
その行為に恐怖を感じているようにも見える。
「…息…吐いて…」
彼はいつもそうだった。
慣らしているときは自然と力が抜けて
指を容易く飲み込んでいく。
けれど いざ挿入するとなると、急に力んでしまうのだ。
「は…ッ…ぁ、……はぁ…あ…ぅ」
桐谷の呼吸に合わせて じわじわと屹立を沈めていく。
全部入りきった頃。
彼の首元はしっとりと汗をかいていた。
「…大丈夫…か?」
短い呼吸を何度も繰り返している彼の耳元で囁く。
苦しそうに眉をひそめているものの
俺の問いかけにはコクコクと頷き “動いて”と強請った。
「ごめん、な…」
「ぁ…あ、…ん…ッ…ぅん……ぁう…ッ」
狭いナカが抽挿に合わせて
キュウキュウと締め付けてくる。
“気持ちいい”場所を擦れば
悲鳴のような嬌声を上げて 腰を揺らした。
「…よ…っと」
控えめに開かれた足を抱え
そのまま背面座位の形になる。
この体位だとかなり“気持ちいい”場所に当たるらしい。
「や…ぁ、…ぅ…ッ…あ…ぁ…」
羞恥も忘れ ただ声を出すことしかできなくなった彼は
くたりともたれかかってくる。
ゆったりとした動きで下から突き上げて
時々ピンッと尖った乳首にも指を這わせた。
部屋に響く声と濡れた音。
もしも“恋人”であったなら
愛の言葉も飛び交っていたのだろうか。
心の底からの愛を伝えていたのだろうか。
快感に溺れている彼は
そんなこと、微塵も考えたりしないのだろうけど。
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