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Episode 22
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「はぁ……はぁ………」
悪夢にうなされた僕が
薬品の匂いがするこの部屋は
病院だと気付くのには
そう時間は掛からなかった。
家で倒れてから
誰かが運んでくれてたらしい……
「あ、気付きました?
媛月さん、体調はどうですか?」
「普通です……」
「じゃあ少し診させてもらいますね。
耳栓はそのままでいいですので」
採血とか済ませると
気になっていた事を聞いてみた。
「ここに僕を
運んでくれた人って……」
「あっ、確か来生さんって
言う方だったはずですよ」
「えっ?」
「そのまますぐに
帰ってしまったんですけどね」
来生さんが僕の為に
動いてくれていた事が
とても嬉しくて
少し涙が出てきた。
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