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Episode 43
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「じゃあ……ばいばい………」
「あぁ。いつでも待ってるよ……」
「うん、またね……」
「またね……後、ありがとね……」
「えっ?何で……?」
「仲良くしてくれた事……」
「それならお礼を言うのは
僕の方だよ……
こちらこそ色々とありがとね……
楽しかったよ」
「こっちも楽しかったよ……
またいつでも遊びに来てね……」
「うん……」
咲夜さんに見守られながら
あの後すぐに僕は退院することとなった。
あの家に戻るのかと思うと
少し震えが止まらなくなるけど、
それでも帰らなければならない。
家までタクシーを使い、
部屋の前に立つと何故か
僕の部屋は電気がついていた……
きっと倒れた時のままだったのだろう……
だから誰もいないはずだ……
そうだと信じ込んで
僕は鍵のかかっていない扉を開いた。
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