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Story 11
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目標ができたその日に
看護師さんにリハビリを
したいという意志を伝えた。
最初は渋い顔をしていたが
納得してくれ、
専門の先生に話をつけてくれた。
僕のリハビリは喋る事が
一番の重要事項と位置付けられ、
それを元にメニューを組まれた。
体が動かせなくても、
前の生活より
少し不便になるだけ。
喋れないということは
意思表示が極めて難しくなる。
連絡手段も大幅に少なくなる。
やはり喋れない事が人として
一番辛いことだろう。
それを先生が
汲んでくれたのか、
同じことを考えていたのか、
最初にメニューを見せてもらった時、
とてもやりがいがありそうな
リハビリの内容だった。
元々、器用な方じゃない僕は
リハビリに時間が倍以上かかる。
それでも僕のリハビリを
担当してくれる
先生は様々な工夫をして
メニューを組んだり、
会話を成り立たせようと
徹夜で作ったボードなどを
渡してくれたり……
色んな話題を作ってくれたり、
とても楽しいリハビリで
僕もやりがいがあった。
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