アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
エリック先生 - 4
-
やがて、エリック先生は僕の唇から唇を離した。
ほんの数秒だったのに、僕の心は呆然として、顔がとっても熱くなっている。
そして、エリック先生はぺろりと舌を出してもう一度笑う。
「……ペットになるって、こういうことさ。君は、俺のこうした遊び相手になる。」
そこで、なんとなくだけど、先生の意図してることが理解できた、気がする。
先生は、僕と恋人の真似事をしたいと要求しているらしい。
……普通だったら、絶対無理だと思うだろう。
だけど、先生には僕の秘密を見られてしまっている。
……選択肢なんて、あるわけがなかった。
「…それで、黙っていてくれるんですか」
「あぁ、約束しよう。その代り君はこれからずっと、俺のペットだ。」
僕を腕の中に閉じ込めて、意地悪く先生は笑った。
その悪気たっぷりの微笑みに、僕は軽く俯きがちになる。
「……わかりました…。」
それで秘密が守られるのなら。
それで先生が黙っていてくれるのなら。
僕はそう言わざるをえない。
「……ふふっ。これで取引は成立だ。
俺は先ほどの事は誰にも言わない。見なかったことにしよう。
それに……」
「…それに?」
そう尋ねると、再び先生は僕の頭を押さえてキスをした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 23