アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
、
-
優しい父さんがある日何故かまた僕に対する態度が変わった。
毎晩毎晩僕を抱いてきたのに突然僕を抱かなくなった。
それはたしか…
僕から初めてセックスを強請った時だった…
「ねぇ、早くセックスしようよ」
そしたら父さんは物凄く冷めた目で僕を睨み付け
「声を出すな」
とだけ言い残して部屋を出て行った。
そんな汚い僕を今まで抱いてきたんだから何を今更って感じだったんだけど、やっぱり毎日セックスしてたら疲れるもんなのかな?って思い込んで別に深くは考えなかった。
二日間僕を放置しておいて、もうシてくれないのかと思い始めた頃に父さんはまた部屋に現れてくれた。
「今日はセックスするの?」
「声を出すなって言ったはずだ」
「えぇー」
また声我慢しなきゃいけないの?
しょうがなく左手を差し出した。
「なんだそれは」
「指落とすんじゃないの?」
ちょっと厳しい顔をしながら俺の2本しかない左手にキスを落とした。
「ふふ、それは柚の手じゃないよ?」
「うるせぇ。柚の手がこんなに汚ねえはずないだろ」
「そうだよね…ごめんしゃい」
その時僕はなんか知らないけど胸の底があたたかく感じた。
「まあ、声は出していいぞ」
「本当に?わーありがとう!!」
そして僕は初めて笑った気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 121