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「俊介さーん、またお仕事?」
パソコンに向かってカタカタと何かを打ち込んでる俊介さんに声をかけてみたけど無視された。
お仕事大変だなぁ…僕も社会人になったら毎日こんなんなのかな?
まあ家から出してはくれないだろうけど。
それにしても暇だなぁ…
俊介さんってば、朝早く会社に行って夜遅くに帰ってきてそしたら家でもお仕事してるんだもん…
うーん…
そうだ!
スッと俊介さんの後ろに立ち彼の肩に手を置いた。
そして優しくそれを揉みだした。
「ガキ、何の真似だ」
「肩揉んでます」
「は?」
「俊介さんはお仕事続けて、僕が勝手にやってるだけだし」
「…」
ふふ、俊介さんってば本当に僕が嫌いなんだんね。
でもやっぱり優しいから負けてくれて僕の好きにしてくれる。
「肩凝ってるよ?仕事そんなに忙しいの?」
「ああ、最近ちょっと会社で色々忙しいんだ」
「ちゃんと寝てる?」
「まあな」
「ふーん、仕事もいいけど体調管理はしっかりしてよね」
「生意気」
今僕は俊介さんと普通の会話をしてる!!
すっごいドキドキしてるかも!!
やばいよ、どうしよ、もっとちゃんとなんか会話をふったほうがいいかな??
えっとぉ…
「俊介さんは僕以外にもセックスする相手とかいるの?」
…
わっ!これは聞いちゃダメなやつ?
俊介さん黙っちゃったよ!!
「柚が死んでからお前以外の奴とはやってねえよ」
えっ
「柚を裏切るような事はしたくない」
あ、
僕としかしてないって聞いて嬉しいと思ったのに…
それは僕を想っての事じゃなかったって知ったらなんか…嫌な気分になった。
俊介さんは僕とセックスしてるんじゃない…
僕から見える柚さんとセックスしてる…
何度も何度も自分に言い聞かせてきたのに…
なのに…
僕を見て欲しいなんて無駄な欲望があって…
「俊介さん」
「なんだ?」
「どうして僕とセックスするの?」
「お前は柚に似ている…柚の血が流れてる…お前とじゃなくて、俺はお前を使って柚としているんだ。勘違いをするな」
やっぱり。
はっきり言いきってくれた。
でも…
僕だって…
「僕、俊介さんが好きなんだ」
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