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ユズとの出会い
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高2の時、俺は初めて恋をしたと思う。
相手は何時も眩しいくらい綺麗な笑顔で俺に微笑んでくれる。
「青木柚だって。3組の子。ちなみに彼氏持ち」
「どこからでてくんの?あとなんで知ってんの?」
愛しい青木柚さんを教室の窓から見つめてたらいつの間にか俺の横に友人の伊藤がいた。
こいつとは特別仲良い訳じゃないんだけど、ガキん時から一緒にいるから自然と…こう…距離は近い。
友人として好きか嫌いかといえば…性格は嫌いでも一緒にいる分は好きだと思う。
「俊介が珍しく女子に入れ込んでるから調べた」
「入れ込んでねえよ」
「彼氏持ちだって」
「さっき聞いた」
でもそうか…彼氏持ちか…
ふーん…
「ちなみに彼氏さんは鈴村ハジメくんだって」
「はぁ!?」
鈴村という奴は同じクラスにいる…その…
下半身が緩んでる野郎だ。
なんで青木さんそんな奴と付き合ってんだ!?
「鈴村くんに処女奪われて本気になってるんだって。」
「なんで解るの」
「調べた」
伊藤は友達の輪が広いからなんの情報も知ってる奴だ。
っていうかマジか…
あんな天使っぽい顔して処女じゃないんだな…
鈴村一発殴ってこようかな。
「どうせ別れるんだろ」
「そうだね」
そんな風に最初は思いながら、
初恋とやらの青木さんへの興味もなくなった。
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