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家族の意味
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わからない…
どうして柚月を傷つけてきたのか。
頭ではわかってるのに…
柚月は何も悪くない。
そんなのわかってる。
なのにどうしてだろう…
あの日、大きくなった、俺の知らない柚月を見た瞬間、柚月をこの手に閉じ込めたいと思った。
実の息子なのに、犯したいとも思った。
そして、柚の代わりにしたのも本当だ。
でも、いくら柚の代わりとしても、柚にあんな酷いことはしたいと思わない。
でも柚月は…どうしてか、
傷つけたい
と思ったんだ。
何度も犯して、声を我慢している姿、
指を落として、悲鳴をあげる姿、
「イかせて」と強請る姿、
俺を、俊介さんと呼ぶ声
全てに惹かれていった。
でも、それと同時に、
たまに見る、俺への怒りと憎しみの視線が辛かった。
傷つけてきて、当たり前なんだけど
柚月には嫌われたくない…
俺を愛して欲しいと思った。
こんな俺でも愛してほしい。
そうなのに俺を好きと言い放った柚月を見て苛立ちを感じた。
いつからか、柚月は俺とのセックスを自ら望むようになった。
セックスが愛情だと思い込んでるのだと思う。
セックスが好きになっただけだから。
そう柚月の体に仕込んだのはこの俺なんだけど、
柚月の心ごと欲しいって思ったから…
そして、また家族になるには、俺を抑えてくれる人が必要になる。
だから再婚して、また俺が暴走し柚月を傷付けようとするのを止めてくれる存在を側に置きたいと思った。
全てを伊藤に話したら
「柚月くん起きそうだし、僕はお昼ご飯作るよ。起こしてきたら?」
とだけ言い、キッチンに入ってった。
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