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「尊!」
「淳…」
「お待たせしたね…じゃあ尊くん、また後でね」
「あ、はい…」
なんか、先生が元気ない?感じ。
いつもならもっとうざいくらいちょっかい出してくんのに、今日は本当に、診察だけだった。
先生は俺が元気ないって言ってるけど…
まぁ、なんだろう…柚月さんの話を聞くと元気がなくなるんだけど…流石にそれは言えないし。
でも、もっと、
「じゃあまたパフェ食べようか〜」
っていうのを待ってたんだけど、最近の先生は俺のことを病人扱いしてる…
病人なんだけど、嫌なんだよ。そういうの。
だって治してくれるって言ったのは向こうじゃん。
「先生ならわかってくれると思ったのになー」
「何をー?」
「うーん…」
淳になら言ってもいいかな?
「俺さ、あと3ヶ月くらいしか生きられないって言われてんの。だから死ぬのはわかってるから俺が本当に動けなくなるまで普通に接して欲しいんだ。って話」
「ふーん」
「興味なし!?」
「いや、なんていうか…俺泣きそう」
「はぁ!??」
「いや、病気の事はわかってるんだけど…重すぎてなんかヤバイ。俺無理だわ。尊が死ぬとか無理。ちょっとまって、一旦落ち着こう?俺トイレで泣いてくるから。うん。」
「お前が落ち着け!」
冗談かと思って顔を覗いたら、本当に泣いてて…
なんか、俺まで辛くなった。
大袈裟に死ぬって言ったのに、それは冗談じゃなかったから。
本当に死ぬんだなーって改めて思い出した
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