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わからせる
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俺の部屋に着き、和奈をベッドに降ろす
「…あ、の直さん…?」
オロオロと尋ねてくるが、何も言わない俺にしびれを切らしたのかはっきりした口調で
「直さん、俺にわからせるって何?」
と言ってきた。だから
「和奈は自分の事卑下しすぎ。俺、和奈を迷惑だと思った事ないよ?」
なるべく優しく語りかけるように言う
和菜は下を向き
「で、でも…俺可愛くないし…直さんに釣り合わへんやん…」
少しづつ声が小さくなっていく
はぁと溜息をつくと、和奈がビクッと震える
「な、おさ「和奈」…っ!は、い…」
怖がらせないように頭を撫でながら
「和奈。お前は可愛いし、俺はお前の事好き。それだけじゃお前の自信には繋がらない?」
「け…ど」
「ねぇ、和奈。お前は俺の物。だったら俺以外のヤツの評価なんて要らないでしょ?」
すると和奈はポロポロと涙を流し、震える声で
「俺…直さん好きでもええの…?」
「今更何言ってるの?そんなの当たり前でしょ」
「っ…ふぇ…俺、俺…直さんが好き。一番じゃなくてもええ…から…」
和奈の瞳が俺を捉える。そして
「俺の事愛してくれる……?」
涙を流しながら笑ってそう告げる
「当たり前でしょ」
そう言うと
「ん。なら俺…これからも諜報活動とか頑張る…!
それで頑張れたら…ごほーびちょーだい…?直さん」
「ふふっ。わかった」
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