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《緩やかな決着》11
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「ん…ありがと。ごめんな、せっかく散歩で色々忘れて楽しもうと思ってたのに…こんなハナシになって…」
タイミングの悪さを、アキラはやや申し訳なさそうに話す。
「いや、それはアキラもだから…でもこれから楽しめばいい…ゆっくり連れて帰ろう…犬たちを…」
そっとリッツを撫でて言うみずき…
「そ、だな。のんびり散歩しながらな」
まだまだ散歩はこれから…
嬉しそうにニコッと笑って言うアキラ。
「あぁ、」
そんなアキラを見て、温かい気持ちになるみずき…
アキラが笑っていると自分も嬉しいから…
「じゃ…そろそろ行こっか、もう少し行ったとこにペットショップがあるんだよ、こいつらの餌買って帰っていい?」
立ち上がりながらみずきに聞くアキラ。
「あぁ、いいよ、」
優しく頷くみずき。
「サンキュ、じゃぁ、レッツゴー」
再び歩きはじめるアキラとみずきだった。
みずきとアキラは犬を連れながら、途中3箇所ほど休憩し、ペットショップに立ち寄る。
「結構広いんだな…」
ペットショップ店内に犬も連れて入り…中の様子を見て言う。
「うん…最近は色々なペットグッズが出てるよな、みずきはペットショップとか来たことない?」
「あぁ、一人では来ないしな。アキラはよく来るのか?」
「ん、結構ペットショップは面白いから、前の家ん時は近くにあったから行ってたよ」
「そうか、しかしすごい…大きなカメやヘビまで売っているんだな…」
目に入った、珍しい生き物に驚きながら呟く…
「ほら、こっちにはイグアナやトカゲがいるぞ、爬虫類好きなのか?みずきって」
そんなみずきが新鮮で微笑みながら聞く。
「いや、驚いただけだから…」
別に好きなわけではないよ、と首を振るみずき。
「ふふ、あ、こっちこっち、小動物の方に、」
アキラはみずきを呼んで教える。
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