アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《緩やかな決着》24
-
そして午後5時半ごろ…
仕事を終え、寄り道せずまっすぐみずきが帰ってくる。
「ただいま、アキラ」
帰ってきたみずきを犬たちがまず迎えて…みずきに頭を撫でられると嬉しそうにアキラの元へ戻る。
「あ、おかえりーお疲れ」
ソファに座ったまま迎えるアキラ。
アキラの元へ行き軽く口付けを交わして隣に座りながら聞くみずき…
「何か変わったことはなかったか?」
仕事から帰ったらアキラの話しを聞くのが習慣になっているみずき。
「そうそう、昨日帰りに最悪な目にあったんだよ…」
うんざりするように話し出す。
「えっどうした?」
真剣に聞くみずき。
アキラは昨日の出来事を簡単に説明する。
「なんか、度胸のない変態ストーカーみたいだよな、気色悪いったら…」
アキラは顔を歪めて言う。
「そんなことが…やはり夜遅く一人で外に出るのはやめた方がいいな…」
みずきは本気で心配して考える。
「大丈夫だと思うけど…アイツ、レイプするような度胸なさそうだし」
当のアキラはあまり深刻には考えず、軽く言うが…
「そういう問題じゃ…顔がわかれば直接言ってやるんだが…」
「え、アイツに?」
「わかるのか?」
「うん、コンビニに来てたからな…でもいいや言わなくて、ああいうのって下手に刺激しないほうがよさそうだし」
「そうか…充分注意しろよ…もう深夜には出歩かないよう、バイトも夜は代わらなくていいからな…」
アキラの髪に触れながら心配して、念をおすように言う。
「ハイハイ、じゃお前が無茶な勤務入れないようにな…」
お返しに、とみずきに言葉を返す。
「あぁ…」
苦笑いで頷くみずき。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 246