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《緩やかな決着》33
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「サクヤは…どう思う?」
俯いて黙ってしまったアキラに…そっと尋ねる。
「……どうって…」
「仮に催眠療法で、ユウ君がサクヤでない誰かに心を奪われている姿を見て、どう感じるか…」
「……」
みずきを好きだと思っている女の子へ…気持ちを移せば…みずきが家庭を持って将来幸せになるきっかけが与えれるかもしれないのに…
自分なんかといるよりは…みずきは幸せになれる。
迷うことはないはずなのに…
即答が出来ない…
「今すぐ決めれないなら…今度までに決めて貰えばいいよ…君を苦しめたいわけじゃない…君にとって何が大事であるかよく考えて、返事をしてほしい…」
「フミヒコさん…」
「さぁ、話しは終わり…お昼をご馳走しよう、私がお気に入りのレストランだ…がっかりさせないからね」
「…うん」
今までは自分ひとりで別れようとして…みずきの想いに流されてた…
けど、今度は第三者がいるから…流される心配はない…
みずきと離れるいい機会だから…
決断しないと…
この間みたいに…いつ歩けなくなるかわからない身体だということを忘れちゃいけない…
オレに付き合わせて…つらい思いをさせるよりは…
みずきにいい恋人ができるように助けるのがオレの役目だから…
いつまでもみずきの優しさに甘えていたら…後戻り出来なくなる…
葛藤する心…それでも、答えは…これしか許されなくて…
アキラは一日、フミヒコとデートに付き合い…
やはり断りきれず身体をゆるしてしまう。
みずきへの裏切り行為…
しかし…アキラは今度こそ本当にみずきと別れるために…
フミヒコの提案にのったのだった…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
フミヒコの提案に…痛い決断をするアキラ…みずきとの関係はどうなっていくのか…
不器用な2人ですが応援してやってくださいね^ ^
【お知らせ】
昔書いたスナなれのリクエスト小説(短編集)をメクるの方で更新して行こうと思います、詳しい内容は下記URLから、良かったら覗いてやってくださいね^ ^
こちらから↓
http://mecuru.jp/novel/9905
リンクしない場合はお手数ですがURLをコピペして開いてみてくださいm(__)m
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