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《遠退く想い》7
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「ん?」
呼ばれて顔をあげるアキラ。
見ると三人組の若い青年たちに囲まれていた…
うち一人がアキラの顔を確認して、カワイーと零している。
「あのさ、対戦ゲームの人数一人足りないから、もしよかったら一緒に遊ばない?」
そう誘ってくる青年…
「……悪いけど、人待ってるから…他当たって、」
アキラはそっけなく断り視線を下げる。
「待ってるんならその人が来るまででいいから付き合ってよ?」
さらに色々誘い言葉をかけてくる三人。
「……」
なかなか諦めそうにない青年たちを見て溜め息をついてしまうアキラ…
「何やってんだ?オマエ…ルードは?」
不意に横から聞き覚えのある声…
「はぁ…ヨシか…」
ひそかにルードが先に帰ってくることを願ってたアキラ。
がっかりしたふうに呟く…
「あぁ?こいつらは?」
アキラの反応に顔をしかめ、青年三人に視線を移して聞くヨシ…
「……はは、俺らじゃ相手にしてもらえないワケだ…」
身長180超えのモデル並な美形男の登場に、かなわないと苦笑いする青年たち…
「行こうぜ…」
仕方なく退散していく三人。
「なんだぁ?」
よく状況が飲み込めず首を傾げるヨシ…
「さぁ?ヨシの顔が恐かったんじゃねーの?」
アキラはしれっと返す…
「あぁ?つーか、ルードとみずきは?」
アキラの言葉にムカツキながらも気になることを先に聞く…
「ルードは晩飯の買物、みずきはまだ仕事中…」
「そっか、じゃぁ取り敢えずここで待ってればいいんだよな?」
それを聞いて頷きながらアキラの隣へ座るヨシ…
「……」
図々しく座ってきたヨシを怪訝な顔で見るアキラ。
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