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《遠退く想い》20
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みずきは夕飯が出来上がるまでアキラに付き添って過ごす。
かなり深く眠っているのか、少しくらいなら触れても目を覚まさない…
顔色も確かにいつもより良くない…
「……」
それでも、ルードには、たとえ調子が悪くなっても無理して付き合うんだな…
そう思うと…
アキラに想われているルードの存在の大きさに…
少なからず嫉妬してしまう。
情けない感情だと分かっていても…
アキラの中で1番の存在になりたいと…
1番でありたいと願ってしまう。
こんな欲張りなことを伝えたら…またアキラを遠ざけてしまうかもしれない…
けれど…
みずきはそっとアキラの右手を包み込むように優しく握る。
「願うだけなら…それが本心だから…アキラ…」
そっと囁くみずき。
いつかは…アキラに通じてほしい願い…
心からの願いを想いながら、その愛しい人のそばで時が過ぎるのを待つみずき。
アキラが眠り続けて1時間半が過ぎた。
「みずきー、早く食べようぜ!」
ヨシは待ちくたびれた様子でみずきを呼ぶ…
「あぁ、先に食べていてくれたらいい…」
頷きながら答える。
「アキラなんかほっとけよー、寝てる奴なんか…つーかこんな時間からよく寝れるなぁ」
ヨシは首を傾げ面白くないという顔で言い返す。
「調子が悪いんだよ、でも…そろそろ起こしてみる?」
まぁまぁ、とヨシをなだめながらルードは言う。
「いや…」
みずきは寝ているアキラを起こすのが苦手なので、首を傾げるが…
「起こせ起こせ、せっかくルードがメシ作ってくれてるんだし…」
ヨシはけしかける。
「それはいいけど、寝続けてるのもなんか心配だし…声かけてみようか…」
立ち上がりながら言うルードに…
「あ、待て…起きそうだから…」
握っていた右手がピクっと反応して、少し身体を動かすアキラを見て言うみずき。
「アキラ…?」
みずきが優しく名前を呼ぶ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
皆様、あけましておめでとうございます(*^_^*)
今年も覗いてくださった方、ありがとうございます(*^_^*)
皆様の応援をいただいて今年も創作活動頑張りたいと思いますp(^_^)q
皆様に幸ある一年になりますように^ ^
今年もよろしくお願いいたします(*^_^*)
20160101悠希乃諒。
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