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《遠退く想い》29
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「なんで…」
俯いたままアキラは言葉を零す。
「アキラ…」
そんなアキラをそっと抱き寄せるみずき…
「え…」
その前触れのない行動に驚くが…
みずきはアキラと瞳を重ね。
「アキラは…今、凄く不安定だ…」
「何…が?」
「今、不安に思ってること…抱え込んでることがあるだろう…だから俺はむやみに怒れない…アキラが悩んで苦しんでいるなら、それを解決する方が先だから…」
「……」
言葉をすぐにかえすことが出来ないアキラ。
「俺には、話せないことか?」
「……」
「アキラの力になれるなら…アキラの支えになれるなら何でもする…俺は、」
「ないよ…」
俯いたまま、ぽつりと言い返す。
「アキラ…」
やはり話してはもらえない…
頼られなかったことを悲しく思うみずきだが…
「悩みなんかない…だから話すこともない」
アキラはみずきに気を遣わせないよう、顔を上げ、はっきり言い切る。
「アキラ…」
アキラの心に踏み入ることはまだ出来ないのか…
虚しさが…押寄せてくるみずき。
「気にしすぎなんだよ、お前は…」
そう笑ってみせるアキラ。
「……どうすれば…お前を支えてやれるのか…知りたい」
最近のアキラの様子…
隠そうとしても隠しきれない心の動きが…綻びとしてみずきに伝わっていた。
あきらかに…不安定になっているのに…
弱音を吐かないアキラ…
肩の力を抜いてやりたい…
悩みを吐き出させてやりたい…
その力が自分にないのが口惜しい…
「みずき…」
優しく伝え…黙り込むみずきを見て、名前を呼ぶ。
「俺は…お前とこれからも一緒にいたいと思っている…その為には、アキラのことをもっと知らなくてはならない…」
考えたことを伝える。
もうこれ以上ほっておくことなんか出来ない…自分の思いを伝えて…
少しでもアキラを安心させられるように…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつも覗いてくださってありがとうございます(*^_^*)
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本当時間ない中書いたのでヘボヘボですが(^^;;良かったら読んでやってくださいね^ ^
アキラとみずき。【温かい誕生日】
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