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《廻らぬ歯車》47
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「みずき?大丈夫?体調悪いの?」
ルードが心配してやってくる。
「いや…大丈夫だ、少し…」
すっと肩の力が抜けるのを感じる。
アキラの側にいるよりルードと居る方が落ち着く…?
「少し?」
「いや、少し分からなくなって…」
「…何が?」
「……、」
不可解な出来事が続いていて、困惑してしまうみずきだが…
ルードに相談するわけにはいかないから…
「…アキラと2人だけで話がしたい、駄目だろうか?」
アキラにすべてを話してアキラの考えを聞きたい。
「…それはアキラに聞いてみないと」
ルードも答えにくくて首を傾げる。
「…そうだな、」
「じゃぁ行こうか?」
ルードはみずきを窺いながら声をかける。
「あぁ…」
頷き、ルードと一緒にアキラが待つ場所まで戻るみずき。
「アキラ、みずきが2人だけで話したいことがあるんだって」
ルードはさっそくみずきの願いを伝える。
「…わかった、じゃルードはヨシのとこにでも行ってて」
「うん、なんかあったらすぐ呼んでよ?」
ルードは小声でアキラに耳打ちする。
「大丈夫、ありがと」
「じゃ済んだら呼んで!」
そう軽くバイバイして隣の部屋に行くルード。
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