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《廻らぬ歯車》53
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日々流されて過ごしていただけだったから…
こんないい加減なオレだから…
特定の誰かに束縛され愛されることなんか…
絶対ないって思っていたのに…
「独りが幸せだったの?」
ルードの言葉…
答えることが出来ない。
「……」
独りは寂しい…
だから、誰れかれと身体を重ねて…
その時だけ求められ、相手を喜ばせることができる瞬間だけ…
自分が必要とされたことを存在理由にして…
そんな一瞬の幸せにすがって、寂しさを紛らわせて生きていた自分だから…
誰かに一途に愛されること、その心地よさに触れたら…オレは…。
こんな気持ち、知らなければ良かった。
「っアキラの馬鹿っアキラのやりたいことが分かんないよ!」
ルードは堪らず、怒るが…
「…ルード」
ルードの身体を押すようにそっと腕の中から逃れるアキラ。
「……」
「オレも、分からない…」
緩く首を振る。
「アキラ…?」
「でも、オレは選んだんだ、(あいつが)将来幸せになるため…最良の選択を…」
間違ってはいないはず。
こんな未来もないオレといるよりは幸せになれるから…
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ここまで読んで下さってありがとうございます^ ^
なんと初めていいねが1000超えました( ´ ▽ ` )ノ
たくさんいいねありがとうございます^ ^
いいね、と応援してくださる方がいらっしゃるので、ヘボ長編作品ですが…スナなれまだ書き続けても大丈夫かな(^^;;
息抜きになればと昔のイラストなどスナなれ①の関連イラストに更新していますが、大したものはないですが他にもスナなれの設定的なものとか見てみたいですかね?
ご希望あれば昔のものですがイラスト欄に更新していこうかなと思います^ ^
本編はちょっとしんどい展開ですが(^^;;
付いてきて下さっている皆様、ありがとうございますm(_ _)m
『アキラの本当の想いは…誰にも告げられることなく…
周りの幸せを想うあまり素直に自分の想いを伝えられないアキラ…
このままみずきは想いを忘れてしまうのか…』
切ない流れですが良かったら続きもお付き合いいただけたら幸いです^ ^
5/22悠希乃諒。
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