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《最後の夜》19
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みずきに気付かれないよう床に落ちた血を拭いて、取り敢えず出血が続いているのでガーゼを挟みすぐ服を着て…
上がってきたみずきに新しいバスタオルを渡しながら聞く。
「明日仕事早いよな?」
「え、あぁ」
タオルを受け取り頷くみずき。
「朝ゆっくり寝たいから今日は別々に寝よ、起こすなよ」
「え、そうか、わかった…」
「じゃオヤスミ」
一方的に話を付けて、みずきから離れようとする。
触れたら暗示の作用で余計混乱させかねないから…
「あ、アキラ…」
「……」
おやすみのキスをする間もなくアキラは脱衣場から出て行く。
「……おやすみ」
あまりに淡白な様子に少し淋しく思ってしまうみずきだが…
裸でうろつく訳にもいかず、急いで体を拭いて服を着ようと動く…
アキラは薬を飲んで水分補給をし早々に部屋に帰る。
二匹の犬を一緒に連れ…
みずきが来る前に部屋に入り鍵をかけていた。
みずきは一番にアキラの部屋に来て、様子を見るためノックをして入ろうとするが鍵がかかっていて入れない。
「アキラ、大丈夫か?…気分でも悪いのか?」
いつもは鍵なんかかけないアキラなのだが、心配になって聞くみずき。
「大丈夫、もう遅いから早く休みたいだけ、お前も早く寝ろよオヤスミ」
「あぁ…わかった、おやすみアキラ」
なんだか急に素っ気なくなるアキラを心配しつつも、あまりしつこいと怒られそうなので、風呂を掃除して後片付けをして一人部屋に戻って休むことにするみずき。
離れていてもアキラのことを気にしながら眠りにはいるのだった。
《最後の夜》終了。
《暗示の行方》に続く。
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あり得ないくらいの長編小説、ここまで読んでくださってありがとうございますp(^-^)q
現在かなりみずき×アキラが危うい感じになってきていますが、このまま暗示が成功してしまうのか…どうなるのか…
なかなか痛い展開が多いですが、良かったらこれからもみずきとアキラ、その他諸々の行く末を見守って頂けるとありがたいです(o^_^o)
いいね、拍手や感想コメントありがとうございます^ ^感想頂けると更新の活力になりますp(^_^)q
これからもノロノロな悠希乃ですがお付き合い頂けると嬉しいです(o^_^o)
20160723悠希乃諒。
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