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《暗示の行方》3
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「1人では心配だから」
後ろから声をかけるみずきだが…
「大丈夫!近場だし、メアリーたちがいれば平気だから」
アキラも引かずに断り続ける。
「しかし…」
みずきとしてはアキラと一緒に過ごしたかったのだが…
「休憩しないともうみずきには頼まないからな!」
いつまでも納得しないみずきに苛立ったように言い返すアキラ。
みずきを睨んでみる。
「アキラ…分かったありがとう、気をつけろよ。くれぐれも…」
アキラを怒らせたくないみずき。
本当は一緒にいたい気持ちが大きいが、おとなしく言うことを聞く…
「ハイハイ…」
アキラはみずきに触れることなく散歩に出る。
あまり疲れるといけないので近場の公園で少し犬たちと過ごし、再びマンションに戻るアキラ。
「ただいま」
「アキラおかえり」
すぐ出迎えるみずき。
「じゃ行こっか買い物」
「アキラ、少し休んだ方が…」
気遣って肩に触れようとするみずきだが…
「大丈夫、こいつらに餌やったら行こう」
アキラはさっと部屋に入っていく。
「分かった…」
やはり触れさせてもらえないみずき。
寂しく思うが、そういう気分なんだろうと、今は納得して無理に触れることはしない。
アキラの気が変わるのを待つ…
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