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事情の二乗 3
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こっちの理性を裏切り、くぱ、と開いてしまった肛門からは、早くも大きくてすごいのが顔を出していた。ずしっと下着が重くなるのを感じ、冷や汗混じりで一心不乱にズボンを下げる。
今度の夕風はまったく気持ちのいいものではない。...いやしかし、それもやはり出てしまえばこっちのもので...途端に気持ちが良いものへと変わったりだとかね...そう、人間って器用な生き物なんだ。特に俺、都合いい。
「う、あ...!」
茶色く汚れた下着が足元でくちゃくちゃになる中、ついに白旗をあげたらしいソレが潔く地面へと這いつくばっていく。
むちゅ、むち、といやらしい効果音によって、更に身体が焦りから火照りへと寝返り...ああっ、きもちい...すごい、出てる...。
途切れるまでとめどなくソイツを出し続け、やっとお腹が軽くなった。
ものすごく我慢していたうんこを出すのは、やっぱり比べ物にならないくらい気持ちが良いことなのだ。みんなは知らないだけで、誰だってきっと。
「あ、あの」
しばし排泄の余韻に浸りながら青混じりのオレンジを眺めていると、再び見覚えのある金髪が視界へ....
あ。
「あああ..........れ、れん......その......」
現実は厳しいものだ。たった1分でも気持ちよさに酔いしれる時間すらくれないだなんて...
俺いま完全にヤバい顔してたよな?うんこして感じてるとこ見られちゃったよな...?
ドン引きだ。目の前でうんこしながらトロ顔晒して大丈夫なワケがない。今度こそ間違いなくスーパードン引きトルネードなんだろ....!?
「えっと.....」
「......」
「....、ティッシュ...いる?」
「......うん欲しい」
手渡されるポケットティッシュをぎこちなく受け取って、しばらくはその表面に書かれた広告の電話番号を見ていた。
お尻を拭こうにも、いまいち上手く手が回らない。
「....なぁ、恋...」
...ここまで来てまだ『全部見なかったこと』に、できるものだろうか?
「う.....、」
うーん、と彼は唸った。
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