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サウナ
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(side 海)
空がトイレに行っている間、オレと陸は誰もいないサウナ室に潜りこんでいた。
陸の横に近距離で座るオレ。肩に寄りかかる。
「陸の匂い好き」
そう言うと、照れ隠しに頭を掻く陸。
照れた陸の顔を見れるのは唯一、オレの特権。
だめだ。我慢出来ない。
身を乗り出して、陸の前に立つ。
肩を掴んで、彼の唇にそっとキスをした。
細マッチョな彼の胸に手を当てて、乳首を弄ろうとしたとき、陸の大きな手がオレの手首を掴んだ。
心臓が跳ねる。
「空が来るぞ」
「平気だって。むしろ空豆の反応見てみたいじゃん」
今度は強引にキスをしてみた。舌を入れると、意外にも絡めてくれる陸。なんだ、満更でもないのか。
刹那。サウナ室の木製の扉が開かれた。
外から入ってきた空豆と目が合う。
「あ!あの!すいません!」
途端に顔じゅう真っ赤になって扉から出て行く空。
予想通り、純粋ウブな反応を見せてくれる。
それが面白くて、笑いが溢れた。
それを呆れ顔で見てくる陸。
「どう説明するつもりだよ」
「そりゃ、ありのままに」
あっけらかんと答えるオレを横目に、ため息をつく陸。
取り敢えず、出て行った空を追いかけて話をしようと思う。
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