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後悔先に立たず9
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「ゆうちゃーーーーん!!」
教室に戻るなりふわふわ猫っ毛の遥が抱きついてくる、ハチミツみたいな香りがした。
「なんでゆうちゃん昼休みいなかったんだよぉ!」
「あー、ごめんごめん、ちょっと用事が」
そうだ、急いで屋上に上がって行ったから、遥になにも言ってなかったんだった
「俺さみしかったんだからねーっ」
遥はぷぅ、と桜色の頬を膨らませて俺の腹に抱きついている。
「ごめんな」
頭を撫でてやるとニコッと笑って、いいよ!と許してくれた
犬か…
「なんや遥~泣いとんかいな~」
「ゆうちゃんがいなかったんだもんー」
「俺がおったやんか~」
「ゆうちゃんがいいもん!」
「なっ!このやろーっ」
「いてっ」
俺に抱きついたまんまの遥を輝がど突く。
ほんと仲良いなぁこの2人。
そんなことをしていたら授業のチャイムが鳴った。
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