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後悔先に立たず31
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「あ、ゆうちゃんおはよー!」
「おはよう」
あの夜俺は泣き続けたが、踏ん切りがついたというかつけたというか、俺は前ほど落ち込んではいなかった。
高宮の連絡先を消して、着信拒否までした。
そこまでする必要は無いんじゃ無いかとは思うが、これくらいしないと忘れられる気がしない。
しかも1ヶ月には文化祭がある!
俺は忙しいんだ!
高宮の事ばかり考えてはいられない。
というか考えたく無い。
「ゆうちゃ…」
「木村くん、少しいいかな」
遥がなにか言いかけた時に町田先輩から声をかけられた。
「なんでしょうか?」
「文化祭の事について話し合いたい事があってね。生徒会室まで来てくれる?」
「あ、はい!わかりました」
「ごめん遥、ちょっと行ってくる」
「うん…気をつけてね」
…気をつける?
遥のその言葉に違和感を覚えながらも、生徒会室へ急いだ。
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