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過去
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笑那side
さっきの未緒かっこよかったけど、何か辛そうだった・・・
「・・・・・・未緒、あのさ、さっき・・」
「え、笑那! あ、兄貴たち、大丈夫かな。」
「・・えっ?あ、うん。あの2人は大丈夫だと思うけど。」
はぐらかされてる、よね。何かあったのかな・・・女の子の方が今みたいに堂々と歩くことができるから・・・
ズキっ ズキッ
「ごめんね未緒。」
「・・・えな?」
女の子じゃなくてごめんね。
「笑那!?・・さっきの、怖かった?」
「・・・・ちがっ」
違うのに、悪いのは僕だから、未緒は、何も悪くないのに・・
「ごめっ未緒、女の子じゃなくてごめん。」
「笑那は女の子じゃなくていいんだよ??・・・昨日思ったんだよね、笑那が男だから好きになったのかなって、もし女だったら莱那の事好きになってたかもしれないしね?だから笑那が泣くことないよ?笑那は笑ってたら良いの、わかった?」
僕、泣いてる?・・う、そ・・・けど、まだ思ってることが一つあるんだよね・・未緒の口調の事・・・
あの時、無理してるような感じだったから。
「あの、さ・・未緒・・・聞きたいことがあるんだけど、今日の晩、そっち行ってもいい?」
「・・・・わかった。・・・・嫌われる覚悟しとかないとね」
最後の、聞き取れなかった・・・
「・・・ごめん未緒。もう一回言ってくれない?」
「いや、何でもない。」
「・・そっか。」
なにか、嫌な事とかあったのかな・・・僕、未緒の事知らなさすぎ、だよね・・・誕生日とか、身長とかそんなんしか知らない。
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